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25/OCT/2014 in Kigali

だいごろの熱も半日ですっかり下がり、ルワンダを離れる日も近づいてきました。

という事で今回もやります。せかぽろ恒例の血圧測定サービス。

キガリにあるバスターミナルの片隅に良い場所を見つけたので、さっそく始めてみます!!
 


これまでの世界ぽろり旅で血圧測定したブログ記事一覧は以下のリンクから。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

「世界の国で血圧測定サービス実施中!」

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さて、いつも通り「無料で血圧測ります!」の紙を持って待っていると、今回は開始早々人がわっと押し寄せてきました。しかも大人気でいつまで経っても人が途切れない。
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「無料で測ります」と書かれた紙は一人目を測り終えた時点で不要になってしまいました。

人が集まりすぎちゃったから。
 


一人測り終わると、測定結果を告げる間もなく周りの人が勝手にその人の腕帯を外して我先にと自分の腕を突っ込んできます。

次は俺だ!!
みんな力づくでやってくる。ものすごい勢いで圧倒される。遠慮の欠片もない。

あぁぁー、引っ張らないでー!!

ちょっと恐いと感じるほどです。

これまでの血圧測定サービスでこんな事になった事なかったのに。
 

その後も混沌としたまま測り続けます。
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女性はエジプトやスーダン、エチオピアと同じくこの国でも少なめ。

遠巻きに測りたそうにしている女性がいたので、目で合図を送ってみます。

すると「測ってほしい。」という女性が何人か出てきました。
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こちらは赤ちゃん連れの女性。
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他にも何人か女性が勇気を出して近づいてこようとしましたが、「俺が先だ!」と言って譲らない男性もいて大変でした。
 


今回血圧測定してみて改めて思ったけど、やっぱりルワンダの人はみんな英語が全然喋れない。

こっちから英語でいろいろ説明してるんだけど何も伝わらない。

でも”お医者さんに行ってね”、と言ったところで医療費は高すぎてみんな行けないんだろうな。

お医者さんに行けないからこそ、私たちの血圧測定サービスがこれだけ盛況になるなんだと思います。
 

地元の人が喋るのはキニアルワンダというローカル言語。

政府は公用語を英語にしてるけど、ケニアやウガンダに比べると喋れる人はまだまだ少ない。

しかも、少し前まではフランス語を公用語にしていたので、なかなか英語が浸透していない。

40代ぐらいの人はフランス語ならしゃべれるけど‥、という人が多かったです。
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正直、ルワンダの人たちはもっと英語が喋れると思ってた。

レストランや宿には少し話せる人もいるけど、一般人になると難しいみたい。

公用語がフランス語になったり英語になったりして国民も混乱してるんだろうな。
 

それにルワンダの人はイエスの意味で「エェェ」と言うんだけど、イエス・ノーじゃない質問でもとりあえず「エェェ」と言ってしまう。

例えばレストランで ”What kind of drinks do you have?” と聞いてみても、答えは「エェェ」。

”Pardon?”と聞き直しても、「エェェ」。

売店で “How much is this?” と聞いてみても、答えは「エェェ」。

だめだこりゃー。

分からないなら分からないと言ってほしい。

でも、綺麗好きなところと言い、曖昧に返事しちゃうところと言い、何となく日本と近いものを感じてほんわかします。笑
 


さて、話は戻って血圧測定も終盤。

まだまだ人は次から次へとやってきます。
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こんな勢いで押し寄せてこられたら、どうやって店仕舞いしたら良いのか分からなくなります。

どうしようどうしようと思いながら、気付いたらもう1時間半も測りっぱなし。

後ろで待っている他の人たちには申し訳ないけど、だいごろも病み上がりだしここはキッパリ言ってしまおう。

“もう帰る時間だからこの人でおしまい!!”

みんなに向かって一言そう告げると、意外にもあっさりと人々は立ち去っていきました。
 

私たちに時間制限があることが分かっているからこそ、あれだけ激しい腕帯の奪い合いになってたのかな?

血圧測定するまではルワンダの穏やかな一面しか見てなかったので、こんな荒々しいところもあるのを知って驚き。

今回も、国民性がちょっとだけ分かった血圧測定サービスでした。

つづく



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