ナイロビ滞在記。世界有数の犯罪都市でのんびりする日々。
10~14/OCT/2014 in Nairobi
ナイロビのバスターミナル近くのホテルで目覚めた朝。
朝ごはんをホテル併設のレストランで食べた後、恐る恐るホテルの外へ出てみました。
明るくなったらちょっとはマシかなと思っていたけど、やっぱり治安が悪そうな地域です。
どの店も鉄格子で強盗から身を守っています。
ちなみにフードを被っているのは私。
フードを被ると後ろ姿でアジア人ってばれにくいので治安が悪い街ではパーカーを愛用しています。
ナイロビのダウンダウンへ
しばらく散歩した後ケンゾーさんイクエさんと合流し、一緒にタクシーでナイロビのダウンタウンにある宿へと向かいました。
安全面を考慮して、タクシーは宿の人の知り合いのドライバーを呼んでもらいました。
タクシーは4人で1000シリング(1200円ぐらい。安全を買うつもりで根切り交渉はせず)
ナイロビのダウンタウンは、”地球の歩き方”によると超危険地帯。
昼夜問わず絶対に近寄らないようにと注意書きがあります。
さらに、誰も行かないようにダウンタウンに関する情報は宿やレストランも含めて全て削除されているほど。
ちなみに”ロンリープラネット”には、ダウンタウン周辺は昼間なら至って安全と書いてあるので、ネットの最新情報なども加味して最終的に行くか行かないかの判断を下すようにしたいところ。
そんなダウンタウンに、今回私たちが目指す宿があります。
日本人バックパッカーには定番の安宿”New Kenya Lodge”。
もう一つ日本人によく利用されていた“Jungle Junction”という宿もあるのですが、昨年立て続けに宿が強盗に合い、日本人旅行者も両手を縛られて銃を突きつけられるような被害にあっています。
なので、現在はダウンタウンにあるNew Kenya Lodgeのほぼ一択。
ここは立地的に狙われにくそうではありますが、何が起こってもおかしくないのがナイロビなので、可能な限り滞在日数を減らしてさっさとウガンダに抜ける予定です。(イクエさんケンゾーさんも私たちも、ケニアに来るのは二回目なので、ケニアには基本的に短期滞在のつもり。)
ちなみにNew Kenya Lodgeは昔は泥棒宿だったらしいですが、今は改善されたようです。
大渋滞のナイロビの街を抜けて宿に到着すると、スタッフがウェルカムコーヒーとミルクティーをいれてくれました。
宿にはノブくんとモモちゃんもいたので、一緒にジンカからナイロビまで一緒に旅してきた6人で記念写真。
みんな無事到着できて良かった!人数が多いとやっぱり安心でした。
この宿があるのはダウンタウンのど真ん中。
ものすごく治安が悪い場所なのでドアは厳重にロックされて…ない!!!
外からでも手を伸ばせば簡単に開け閉めできるようになっています。
宿の人がめんどくさがって、開けっ放しにしてるみたい。
大丈夫かなぁ…
でもこの宿は屋上が広々していて、洗濯がカラッと乾いて気持ちいい!
どろんこになったバックパックも全部洗って綺麗になりました。
この宿はそんなに速くないけどWi-Fiも入るし、ホットシャワーもあるし、洗濯もできる。簡素だけどキッチンもあって自炊もできる。加えて宿泊客のほとんどがアジア人。これは沈没してしまいそうな空気がプンプンしてくる。
治安が悪い街だし、長居しすぎない為にも明日カンパラまでのバスチケットを買いに行こう!
私たちは三日後にナイロビを出る事を固く決意したのでした。
ナイロビで3日間の快適生活
それから三日間、New Kenya Lodgeでの快適な生活が始まりました。
到着した次の日からは毎日のように外に出かけましたが、昼間のナイロビのダウンタウンは平和そのもの。
細い路地でも人通りがあるし、店もたくさんあって賑やか。マタツと呼ばれるミニバスや路線バス、人で溢れています。土日も含めて毎日のように大渋滞。
ちなみに路線バスにも乗ってみましたが、バスは綺麗だしそれほど危なそうな感じはしませんでした。
ドライバーとは別に乗務員が乗っていて料金を回収するシステム。
ナイロビの街中は人通りもかなり多いし都会的な雰囲気。
写真はありませんがエチオピアと同じく女性はチリチリのくせ毛なので、付け毛やストパーでロングヘアーにしている人が多かったです。
貴重品を持たずに手ぶらで明るい時間帯に歩き回る分には全然問題はなさそうでした。
今の季節はジャカランダがたくさん咲いていて綺麗。
それにナイロビにはエチオピアでは全く見かけることのなかった大型スーパーもありました。
スーパーには警備員がたくさんいて死角を作らないようにしていたし、大きな銃をぶら下げた警備員もいて、少し怖かったけど。
昼に何度か外食しましたが、ナイロビにはチキンとポテトのファーストフード店がかなり多い。
だいごろはファーストフード大好きなのでポテトをもりもり食べて嬉しそうにしていました。
ケニア料理はそれほど美味しいものに出会うことはなかったかな。。。
芋で出来たウガリやピラウと呼ばれるごはんが主食で、あとはチキン、魚、キャッサバの煮物。
夜は物騒な雰囲気で出歩けないので自炊。
でも、キッチンがしょぼすぎてなかなか難しかったです。ガスが1個だけあって、鍋も食器もまともにない環境。
全員自炊するのでみんなで順番に使わなくてはいけなくて不便でした。
ところで、だいごろのカメラのレンズはエチオピアからずっと壊れたまま。
メインのレンズなのでかれこれ1ヶ月以上満足に写真を撮る事が出来ていません。
そんな私たちのナイロビでの最大のミッションはカメラのレンズを何とかすること。
カメラの修理か新規購入かのどちらかができないものかとナイロビの街をかなり探しまわりましたが、売っているのはニコンやキャノンばかり。街中を探しまわったけどだいごろが使っているオリンパスのレンズを見つけることは不可能だった。。
東アフリカで最大の街なので期待していたのにな…。
そんな中、宿に突然現れたのがアケチさん。
20年日本に住んでいたという、日本語ペラペラのケニア人。
本名が”アケチ”で、日本の”明智”と同じ発音。腕にも漢字で入れ墨を彫っていました。
日本人と話したくなってこの宿に遊びに来たそうだけど、なんか怪しい。笑
でも日本にいる間にいろんな経験をしていて、その話がめっちゃ面白かった。
彼に「中古品のマーケットに行けば、なんでも絶対見つかるよ!」と力説されたので、私たちも彼となら見つけられるんじゃないかという気になってきました。
そしてアケチさんと私たちで手分けして探しに行きましたが、地元民の力を持ってしてもだいごろのカメラに合うレンズは見つけられませんでした。。
これから先はもう南米に飛ぶまで有望な街がないので、まだまだしょぼいカメラで耐える日々が続きそうです。
▶︎次回:ナイロビにある巨大スラム ”キベラ”。
kicco
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