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24/AUG/2015 in Armaty

カザフスタン最大の都市アルマトイ。

この街でお世話になっているカウチサーフィンのホストのザリナは、ファッション業界の企業のマネージャーをしています。

今日は夕方まで仕事だそうなので、午前中は二人でアルマトゥの街に出かけてみることにしました。
 

まず向かったのはザリナの家の近所の郵便局。
ここで日本の家族や友達へ絵葉書を送ります。
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それからこの旧ソ連の雰囲気漂う長〜いエスカレーターで地中深くまで潜り、メトロに乗って街の中心へ。
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これはメトロの駅から出て少し歩いたところにあった公園。平和な光景です。
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公園の中にはこんな立派なロシア正教の教会も!
はっきりした色使いがテーマパークみたい。
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街の人々で賑わうバザールにも行ってみました。
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美味しそうなプロフ(中央アジア風炊き込み御飯)やパンを売るお店。
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街行く人々の出で立ちに興味津々。左側には占い屋さんもあります。
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そこからさらに歩いて若者が集う繁華街に行くと、世界各国のファストファッションの店があったり
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大通りではセグウェイに乗って移動する人がいたり、カラフルな服を着た警備員がいたり。
かなりコンパクトで人も少なめですっきりした感じ。
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街を歩いていると、”久々に映画館で映画見たいなぁ。”とだいごろが言い出しました。

”ミッションインポッシブルの最新作が公開されてるし、カザフスタンで見たら日本より全然安いやろうなぁ。”、と言って映画館を探していたら、ショッピングモールで良さげな映画館を発見!

チケット売り場のポスターには、カザフスタンの言葉ともう一ヶ国別の言葉が表記されてたから、「やった、英語がある!」と思ってテンションが上がったけど、受付の人に聞いてみたら、「それ、ロシア語って書いてあるのよ。」と言われてしまいました…。

旧ソ連の国だし英語よりロシア語。そりゃそうか。
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夜のお出かけ

夕方になるとザリナが友達と一緒に帰ってきました。

「これから夜のドライブに出かけない?」

なんと、友達のマックスが車を運転して、アルマトイのドライブに連れて行ってくれるそうです。やったー!
ザリナとマックスはお母さん同士が仲良かったから友達になったんだって。
 

と言う事で早速、マックスの車で出発!
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車はアルマトイの南側にあるメデオ山を車でぐんぐん登って、見晴らしのいい場所までやってきました。
標高が高いだけあって、ぐっと冷えます。
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山の上からはスケートリンクが見えていました。ここは2017年の冬季ユニバーシアードでも使われる予定だそうです。
遠くにはアルマトイの街が一望できます。
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これは山頂へと続くロープウェー。
冬になるとここでスキーもできるそう。

”都会から車で30分でスキー場に来れるなんて、うらやましすぎる!”と、ウインタースポーツ好きのだいごろは一人で興奮していました。笑
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夕暮れの後の綺麗な夜景を眺めながら、ザリナが入れてくれたお茶とおやつを食べます。

「これ、名物だから食べて!」と言って、ザリナが取り出してくれたのはボルサキという名前のカザフスタン名物の揚げパン。シンプルな塩味で美味しい。温かいお茶も家でいれてきてくれていました。気が利く!
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山の上でお茶を飲みながらザリナとお話したのは旅行の事。

ザリナは旅行が大好きで、インドに4か月、東南アジアに2か月、合わせて6か月旅したことがあります。

”仕事はどうしたの?辞めたの?”

「辞めようと思っていたんだけど、会社の人に止められて。旅行してもいいから、戻ってきてって言われたの。それで、今も元の職場で働いてる。」

”すごい!カザフスタンではそういうことはよくあるの?”

「ううん、全然ないの!だから私もびっくりしてる。」

ザリナは溌剌としてすごくいい子だし、優秀なんだろうなぁ。
 

あと、ザリナとの話でびっくりしたのはシェンゲン協定の国々(スペイン、イタリア、フランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国の一部)のビザの話。

日本はビザなしでこれらの国々入れるけど、カザフスタン人にとってシェンゲン協定の国のビザを取るのはすごく難しい事だそうです。
 

それを物語るのがこんな話。

ザリナの友達がフランスに一週間旅行することにした。
往復の飛行機のチケットをとって、旅行期間中全てのホテルの予約をして、旅をするのに十分なお金(数百万円!)が銀行口座にある事を証明する書類を作って、ビザの申請をした。
そしてビザは発行された。

それからしばらくして、ホテルの予約をキャンセルした。
カウチサーフィンのホストが見つかったから。

すると旅行中にもかかわらず、その直後に大使館から電話がかかってきた。
「どうしてホテルをキャンセルしたんですか?ちゃんと予約してお金を払って、支払いを確認できるクレジットカードの明細を見せてください。」

私たちもビザをとるためにホテルを予約して、同じようにキャンセルすることもあるけど未だかつて一度も問題になったことはない。

ただでさえヨーロッパを旅行するのは高くつくから大変なのに。そこまで厳しかったらバックパック旅行する気がなくなってしまう。
もし私たちがカザフスタン人だったらきっと旅行できてないだろうな。
 


そんな話で盛り上がっていると、だいぶ身体が冷えてきたので山を降りることにしました。

最後にマックスとザリナと一緒に記念撮影。マックス、運転ありがとう!
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「マックスは昔から全然スマイルができないの。怒ってる訳じゃないから気にしないでね。」とザリナ。
そう言われて、マックスは少しはにかんでいました。

そういえば、ロシア人もあまりスマイルをしない人が多かった。
ロシアに近いからそういう文化なのかな?

 


そして再び街へ戻ると、今度はモニュメントがある広場へ連れて行ってくれました。

モニュメントの一つ一つがカザフスタンの歴史をモチーフにしていて、ザリナとマックスの二人で、遊牧民の国だったカザフスタンが今の国になるまでの話をしてくれました。
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印象的だったのは、チンギスハンがここカザフスタンを支配していた過去があること!
チンギスハンの勢力すごい!
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そのあとは、ちょっと遅めのディナーへ。

二人がオススメのシャシリクのお店に連れて行ってくれました。
ここはマックスの職場のすぐ隣のお店。
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トルクメニスタン、ウズベキスタン、キルギス、どの国にもあったシャシリク。
この辺りは遊牧民だったからかな。中央アジアの国々の料理は似たものが多い印象です。

シャシリクはいろんな動物の肉と、いろんな部位があって私たちにはさっぱり分からなかったので、マックスがオススメの肉を選んでくれました。
私たちが野菜が好き、というと、トマトや玉ねぎ、キノコのシャシリクも頼んでくれました。

オススメのお店だけあって羊肉やレバーにも臭みは全然なくて美味しかった!
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美味しい料理を食べながらみんなで話していると、

「二人とも、運がいいときにカザフスタンに来たね」と、急にザリナが言うので何かと思ったら、為替の話でした。

「ほんの5日前は1ドル180デンゲだったけど、数日前に1ドル235デンゲに大暴落したのよ!」

”そうか!昨日銀行で両替したときに随分お得に感じたのはそういうことか!”

私たちはカザフスタン入国前にネットで調べたレートを見てたから、入国後に銀行で言われたレートがものすごく高く見えたんだ!
つまり、私たちがキルギスを出る前にレートを確認して、入国するまでの間に大暴落したってこと!

私たちにとってはビザも免除で入国できたし、こんなに高レートでドルを両替できた。ラッキー!

でも何で暴落したのかは、ザリナもマックスも分からないんだって。
 

お話も楽しかったし、シャシリクも美味しかったー!

家に泊めてもらって、案内までしてもらって、ドライブもしてもらって、楽しいお話もできて、美味しいごはんも食べられて、本当に感謝!
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明日はついに!!

世界ぽろり旅最後の国、中国へ!!!
 

つづく



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