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30/APR/2015 in Barcelona

世界を代表する名建築家アントニ・ガウディが設計したグエル公園。

当初の計画では高級住宅街になる予定でしたが、60軒予定していたうちの3軒しか売れなかったため、市が買い取ることになり、そのおかげで私たちのような観光や一般市民が訪れる事ができるようになりました。

グエル公園の敷地は広く、有料のエリアと無料エリアがあります。
数年前は全て無料だったそうですが…

有料エリアは美しいモザイクとメルヘンな建物があるグエル公園一番の見所。
入場料はWeb予約で7€、入口で買うと8€です。

しかしなんと、そんなグエル公園に無料で入り、しかも独り占めする方法があるんです!!

*記事の最後に入り方のまとめがあります。
 

絶景!夜のバルセロナの街を一望!!

私たちが泊まっていた宿は “The Hostel Box Gaudi” という宿で、グエル公園のすぐ近くでした。
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宿のスタッフにグエル公園のことを聞いたところ、「今なら無料で行けるよ」と言われました。

え、無料?!

時刻は22時半。
ちょっと疲れてたけど、8€もする公園に無料で入れるのは嬉しいので、さっそく行ってみることにしました。
 

でも、宿から30分ぐらいかけて歩いてグエル公園に到着して有料エリアに入ろうとすると、近くにいた守衛さんに止められてしまいました。

公園の一部の門は夜中は閉まってしまうらしく、一応入れないということになっているようです。
(ただ、グエル公園には入口がたくさんあって、有料エリアから遠い入口は24時間開いているので実際のところは入ることができます。)

せっかく来たのに残念だったけど、守衛さんに止められてしまったし、今日のところは大人しく引き下がることにしました。
 

これは帰り道にあったグエル公園の丘のモニュメント。
ここからバルセロナの街が一望できてめちゃくちゃ綺麗でした。
疲れてて眠いし公園にも入れなかったけど、これを見れただけでも来た甲斐がありました◎
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丘の上から街を眺めていると、一つだけ異常なぐらい大きな建物が見えました。
サグラダファミリアだ!!
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こんなに大きいとは思ってなかったからびっくり!
明日行く予定なので楽しみになります。
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グエル公園を二人占め!!

そして翌朝。
朝5時半に起きて公園へ向かいます。

宿の最寄り駅は地下鉄 “Vallcarca” 駅。ここからグエル公園へは急な坂を上るのでエスカレーターがついています。
でも、早朝は残念ながら動いてないのでがんばって登ります。
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そして昨日の夜と同じく、グエル公園の裏側の入口から入ります。
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ここから公園の中へ入っていくと、その道々にガウディがデザインした建築がちりばめられていて楽しい!
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朝日が差し込む回廊を歩きます。
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よく見たら柱の中に一個だけ女性が隠れてる!!
ガウディの遊び心を感じます。
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これが有料エリアと無料ゲートを隔てるゲート。
今は早朝なので開いています。
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ガウディが公園にちりばめたアートを楽しみながらの朝の散歩。
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このランダムに飛び出ているように見えるゴツゴツした石にも、ガウディの数学や自然科学に対する考えが盛り込まれているんだろうなぁ。
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そしてモザイクで装飾された道を通って、
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今度は守衛さんに止められることもなく有料エリアまで辿り着きました!

どーん。正面階段。
全然人がいない!!
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でもこの有料エリア、開園時間中はなんと30分毎に400人も観光客がやって来るそう!
普段はどこをみても人、人、人でごった返しているそうです。
 

それを踏まえて見てみると、今の空きっぷりがいかにすごい事かが分かるかと思います。
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階段の中央にあったモザイクで作られたキュートなトカゲ。
寝起きの猫が水を飲んでいます。
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普段なら何百人もの人が訪れ記念写真を撮るこの場所も、早朝ならご覧の通り。
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私たち以外だれもいません。
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開園時間が近づいてきたら正面の門が開いたので、外からグエル公園を見てみます。
入口のメルヘンな建物。かわいい!
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「グエル公園」と書かれたモザイク。
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ここは元々マーケットにする予定だった場所。
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天井の曲線美が心をくすぐります。
写真に映っている丸いモザイクアートは他に2つあって、それぞれが春夏秋冬を表しているそうです。
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そしてホールの横の階段を登ると…
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広々とした広場に辿り着きました。
ここはガウディとパトロンのグエルがイベント会場として計画していた場所です。

昼間に行ったら人で埋め尽くされているこの場所も、今は誰一人いません。
バルセロナの街の向こうから登る朝日が清々しい。
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広場の周囲はタイルで作られたモザイクアートで縁取られていて、めちゃくちゃカラフル!
どれも同じじゃないのがいい。
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お気に入りのモザイクアートの前で野宿の練習をするだいごろ。笑
この先もヨーロッパにいる間は野宿生活になるのかなぁ。
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このベンチの美しい曲線は、見た目だけじゃなくてちゃんと座り心地がいいように設計されているそうです。
わざとらしい記念写真を撮ってみたり。笑
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帰りはランニングや犬の散歩をしている地元の人にたくさん出会いました。
こんなに楽しくて広々とした公園が近くにあって羨ましいなぁ。
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帰りにもう一度丘の上に登って朝もやの中のサグラダファミリアを眺めます。
今から行くから待ってろよー!
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まとめ

今回は宿の人のアドバイスにより、一人7€もするグエル公園に無料で入り、しかも独り占めできて大満足!!

最後に入り方をまとめておきます。
 

まずグエル公園のオフィシャルサイトで入園時間を確認してみてください。
入園時間はこちら。季節によって異なります。
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その入園時間の前後数時間は無料で入ることができます!!
冬場は日が短いのでちょっと難しいかも知れませんが、春〜秋なら気持ちよく早朝散歩できると思います。

例えば、私たちが訪れた4月の入園時間は8〜20時。
「20時半以降は無料」と看板にも書いてありました。

セキュリティガードに確認したところ今の時期は5〜8時、20時半〜23時が無料。
23〜翌朝5時はメインゲートとその付近のいくつかのゲートは閉まってしまいます。
(でも、公園裏手の出入口は実は24時間開いているので、その時間帯にも入ることはできます。ただ人通りが少ないのでおすすめはしません。)
 

入園時間の1時間前ぐらいから係の人が準備を始めたりするので、それより少し前を狙うといいと思います。

夜はモザイクの色合いがよく見えないと思うので、早朝が圧倒的におすすめ!!
人も少ないし、一旦入ってしまえば入園時間の8時を過ぎた後に有料エリアをうろうろしていてもおとがめなしでした。

私たちが泊まった “The Hostel Box Gaudi” は、この作戦をするのにもってこいの立地でした!
中心部にはメトロで行かないといけないけど、宿は清潔で快適だし、キッチンも充実しているし、グエル公園で気持ちよく散歩できることを考えればお値段以上でした。

以上、グエル公園は早朝が断然おすすめです!!



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