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04〜05/APR/2015 in United Arab Emirates

南アフリカ共和国に数日間滞在し、次に僕たちが目指す場所は西アフリカ!!

でもヨハネスブルクの空港から飛び立った飛行機は一気に北上。
トランジットのためにとある都市に向かいます。

ヒントはヨハネスブルグとダカールの両都市に就航していて、アフリカの北側にある街。
機内の通路の天井には星空が。
この内装を見てピンと来る人もいるんじゃないでしょうか。
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飛行機は荒々しい山脈を越え
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見えてきたのはどこまでも続く砂漠。
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そして見えてきたのは地球の形をした巨大な人工島群!!
ザ・ワールドと呼ばれる人工島の集合体です。
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これはみなさんご存知、世界で一番高い建造物 ”ブルジュハリファ”。
高層ビル群の中でも頭一つ飛び抜けています。
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ドバイの街をぶらぶら。

さて、という事でみなさんもうお分かりですね。
今回僕たちがやってきたのはドバイ!!

トランジットの待ち時間はたっぷり20時間あるので、空港に荷物を預けてさっそく街へ出かけてみました。

空港から直結のメトロに乗ろうと券売機へ。
画面の表示を見るとクレジットカードを入れて下さいと出ていたので差し込みます。
すると、何故か勝手に切符が出てきました。

あれ?
料金って一律だったっけ?
ていうか何も操作してないのにチケットが出て来るっておかしくない??

よく見ると前回の人が操作の途中で放置していたらしく、その人が選んでたチケットを購入してしまったっぽい!
しかも僕たちが使わない遠くの駅までのチケット。
急いで駅員の所へ行って、勝手にチケットが出てきたから払い戻しして欲しいとお願いします。
すると、「払い戻しには手数料が必要です。」と冷たく言われました。
払戻金2ディルハム(約66円)支払う羽目に。。
 


何はともあれメトロに乗って街に出かけます。

電車には女性と子供専用のラインが引かれていました。(でも写真の通り、無視している人もまあまあいましたが…。)
僕たちがこれまでに行った中東の他の国やアフリカ諸国と違ってめちゃくちゃ都会なので、ムスリムの国だという事を忘れてしまいそうです。
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メトロの窓から見えるのは都会的な高層ビル群。
ピンクゴールドの建物がドバイっぽい!
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メトロに15分ぐらい乗ってやってきたのは空港の西側にあるスークが集まるエリア。
まだ午前中だけど日差しがキツい。でも日陰に入ると風が冷たい。
舗装されていない所は砂漠の砂があって、砂漠のど真ん中にある街の中にいるという事を思い出させてくれます。
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久々のアラビアンな街並。
昨日までいたヨハネスブルグと違って、この中東の雰囲気は安心感があって落ち着きます。
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金の延べ棒や装飾品がならぶゴールドスーク。
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カラフルな香辛料がならぶスパイススーク。
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そうそう、そう言えばここのスークを歩いていて驚いた事がありました。

店の前で客引きをする商売人たちは僕たちを見ると必ず「こんにちは!」と話かけ来ます。
でもそのすぐ後ろを歩く中国人には「ニイハオ!」と言ってました。
なんと彼らは日本人と中国人を見分けてたんです!
中国人と日本人の違いなんて自分たちですら見分けるのが難しいのに!
いつも旅していて日本人だと思ったら中国人だったり、中国人だと思った人が日本人だったり。

商人の何人かに「どうやって見分けているの?」と聞いてみると、みんな「目と鼻が違う」と言っていました。
アラブの商人おそるべし!!!
 


そんな商人たちとの会話を楽しみながら、安いローカルフードも味わいつつ
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街を流れる運河を船で渡り
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突然インドに迷い込んで戸惑ったりしながら
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現代アートと昔の建物が融合した中東らしからぬ街並を歩きます。
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こんな中央アジアにありそうな建物もありました。
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お腹が減ってきたのでランチをする場所を探していると、見かけるのはパキスタン料理やインド料理屋さんばかり。
どうもドバイの安食堂はそういったアジア料理が中心らしく、ちゃんとしたアラブ料理を食べようと思ったらそれなりのレストランに行かないといけないそう。

という事で、ローカルの人たちで賑わっていたスリランカ料理屋さんに入りました。
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頼んだのは店のオススメのアジア風の米麺とラクダ肉のスープとスリランカの伝統的なミルクティー。
久々のアジアの味はどれも美味しかった!
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そんな美味しいご飯をむしゃむしゃ食べていると、隣に座っていたパキスタン人のおじさんに話しかけられました。
彼はここで香料の商人をしているそうで、仕入れてきた香木を売ってるんだって。携帯に入っていた写真を見せてくれました。
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奮発して登っちゃいました♪

一通り街をぶらぶらしたあとは、ドバイのシンボル的存在ブルジュハリファへ!
ブルジュハリファは高さ828mもある世界で一番高い建造物。(東京スカイツリーは634m)
ここには展望デッキがあって登る事が出来ますが、日本円で4000円ぐらいします。
二人でどうするか散々悩んだ結果、せっかくなので奮発して登る事にしました。
(時間帯によって値段が違って、安い時間帯は早く売り切れます。早めの予約がおすすめです。)
 

ネット予約していた展望デッキへのエレベーターに行くと、エレベーターの扉には階数がプロジェクターで投影されていました。そしてエレベーター待ちの行列の横では映画「ミッションインポッシブル」のメイキング映像が流れ、観光客たちの心をくすぐります。
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そしていよいよエレベーターに乗り込みます。
上昇を始めたエレベーターの中は真っ暗になり、幻想的な音楽と映像が流れます。
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そしてわずか数十秒で地上452mの展望デッキへ到着。
ここの展望デッキは屋外に出る事も出来て、ドバイの街並や、遠くには海や砂漠まで見渡せます。
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この高さから見ると、ドバイの高層ビル群も全部ミニチュアに見えてしまいます。
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天気が良くて風が気持ちいい展望デッキで昼寝もしつつ、1時間ぐらいゆっくりしてから地上へと戻りました。
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世界最大のショッピングセンターを楽しむ。

ブルジュハリファの天空の世界から帰ってきた僕たちは、ブルジュハリファの真下にあった巨大ショッピング施設 “ドバイモール” に行ってみました。

ここは世界最大のショッピングモール。
これまでの旅で巨大ショッピングモールと言われる所にはいつくか行きましたが、ここの大きさは桁違い。
全て見て回ろうと思ったら丸1日あっても全然足りません。
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ショッピングモールの中には巨大水槽があったり
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アメリカで最近発見された本物(!)の恐竜の化石があったり
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砂漠の真ん中なのにスケートリンクがあったり
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フロアーを4つぐらいぶち抜いた巨大な滝があったりと、とにかく全てが規格外。
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でもショッピングする気ゼロの僕たちからしたら「こんなに物って要るのかな?」と思ってしまいます。
なんだか消費社会の象徴みたいな感じがして少し悲しくなりました。
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あ、そういえばここの中になんと紀伊国屋が!
日本のブックカルチャーがこんな所で頑張っていました。
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眠らないドバイの街。

ショッピングモールから外に出ると、もう陽が落ちて真っ暗。
気温も下がって涼しくなったので街はたくさんの人で賑わっています。
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そんな賑やかなドバイモールの前の広場には”ドバイファウンテン”と呼ばれる大きな人工の湖があって、その湖を取り囲むように人だかりが出来ていました。
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そんなみんなのお目当てはここで行われる噴水のショー。
噴水と言えばアメリカ・ラスベガスのホテル・ベラージオの噴水が有名ですが、このドバイファウンテンの噴水は噴出高さ150m、長さ275mとどちらもそれ以上。障害物がなければ、320km先の砂漠からも噴水を見ることができるそうです!!
そんな大規模な噴水のショーをなんと無料で見る事が出来ます。しかも日が暮れてから深夜まで30分おきにやっているので、何度でも見放題。さすがドバイは太っ腹です!

アラブの音楽に乗せて、光に照らされた噴水がまるで生き物のようにゆらゆらと動く様子がすごく幻想的!!
カッコ良かった!!
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そんなドバイファウンテンから眺めるブルジュハリファ。
周りにある超高層ビル群がおもちゃに見えてしまうぐらいの高さ。すごい…。
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そんな感じで日付が変わる頃までドバイを満喫した僕たちは空港へ。
預けていた荷物を取りに行くと、制限時間に3分遅れたと言われ2倍の金額を請求されました。
時計を見ると確かに3分過ぎているけど、預けた時間だって手書きで適当だしそんなに厳しくしなくても…。
ただでさえバックパック2個で25ディルハム(約800円)と料金がめっちゃ高いのに、倍も取られたらたまったもんじゃありません。
受付で十分ぐらいごねごねごねごねして、なんとか許してもらいました。。
 

そして無事荷物のチェックインを済ませた僕たちはここでも太っ腹なドバイの恩恵にあずかります。
なんとエミレーツのフライトをドバイでトランジットする場合は、条件次第で食事やホテルが無料で提供されるのです!

僕たちは格安のフライトだったので残念ながらホテルは無理でしたが、空港内で食事が出来るミールクーポンを貰えました。
そのクーポンを手に握りしめた僕たちが向かったのは、クーポンの対象店舗の中に一つだけあったビュッフェのお店。
ビュッフェと言ってもどうせワンプレートのみとか制限があるのだろうとお店の人に聞いてみると、なんと「ドリンク一本付きで料理は食べ放題」と言うではありませんか!!!

そして並んでいる料理を見てみると、ドバイの街では高くて食べれなかった懐かしのアラブ料理がたくさん!
フンムス、ムタバル、トルシーまであります!!
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こうして、突如として色めき立った貧乏旅人たちは、夜が明けるまでご飯を食べ続けたのでした。笑



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