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29~30/JAN/2015 from Calama to Ica

いよいよこのブログもペルー・ボリビア編に突入。

今日はチリのカラマから国境を超えてペルーのイカを目指します。
(移動情報はこのブログの最後にまとめてあります。)

まずは夜行バスに乗ってペルーとチリの国境の街、アリカへ。

アリカに着いたら国境を越えるバスに乗り換えます。

乗り合いタクシーも出ていますが、バスでもすんなり行けました。
 

バスはイミグレで止まってくれるので楽ちん。

長かったチリ・アルゼンチン旅はこれで終わり。

いよいよペルーに入国です!
P1303692

ほんとは大学院の卒業旅行でだいごろと二人で来る予定だったこの国。

でも大雨が降って土砂崩れでマチュピチュに行けなくなってしまい、止む無く断念したのでした。

五年越しのペルー。長かったなぁ。
 

国境を越えると景色が一変。

一気に貧しい国になったな、という印象です。

バスはすぐにペルー最初の街タクナのバスターミナルに到着しました。
P1313706

そしたらバスターミナルのトイレがさっそく汚くて、ちょっとなえました。笑

途上国に行くといつもトイレに悩まされます。

だいごろに「トイレきれかった?」といつも確認してから、覚悟してトイレに向かう。

南米のトイレは、物価が高いアルゼンチンやチリですらトイレの鍵がない、便座がないが当たり前。
アフリカに比べたらはるかにマシだけど、やっぱトイレ事情に関しては日本に勝る国はないな。

あー、日本のトイレが恋しい。笑
 

でも、このバスターミナルのトイレはまだまだ序の口。

この後のバスのトイレで悲劇が待っていたのでした。。
 


 

タクナのバスターミナルにはかなり客引きが多い。

なんだか貧しい国って色々と共通点が多いなぁ。

コミッションを取られるのであんまり客引きを使いたくはないけど、客引きが良い情報を持っていることも確かです。

今回はバスターミナルで客引きのおじさんに色々と教えてもらう事にして、さくっと安いバス会社を発見。

一番評判のいいCruz del Surが130ソル(約5200円)という中、Cromotexという会社の90ソル(約3600円)のバス。

確かに看板には90ソルと書いてあります。

おじさんは、「コミッションは取らない。バス会社からもらうから」と言っていて、その通りバス会社から20ソル(約800円)ももらっていました。ずいぶんたくさん儲けたね。
 

写真はバスを待っている間、お昼ごはんに食べた料理。
スープとおかずで7ソル(280円ぐらい)。
P1312623

スープの味付けに生姜が使われていて、ネギも入っていてちょっと日本を感じる味。
ペルーの方がチリやアルゼンチンよりも食事が合いそうな予感。
ようやくチリのホットドッグ地獄から脱出できてほっとします。
 

ところで、ペルーのバスターミナルには日本語を選択できるATMが!
手数料が高かったから使わなかったけど。(ペルーでは ”Scotiabank” が手数料要らなかったのでおすすめです。)
P1303703
 

出発までバスターミナルで6時間ぐらい待って、バスに乗り込みます。

なぜか乗車前の検査が厳しくて、ビデオで顔の撮影をされ、指紋をとった後に乗り込みました。
P1313710
 

今回は二階建ての綺麗なバス。

でも、、、カーテンの上をゴキブリが歩いてた。
それも何匹も…。

でもまあ、それぐらいなら許せる。
私はゴキブリは大丈夫。

ゴキブリよりも蚊やダニの方がだめなぐらい。

ゴキブリが歩いてても、「ああ、またいるな。」って思う程度。
もちろん、自分の家にいたら嫌だし速攻倒すけどね。

でも、このバスでこの後起こる悲劇はそんなもんじゃなかった。
 


 

その悲劇の前に、世界の車窓からの写真を。

ペルーに入るとこんな感じで不毛の大地が延々と続いていました。
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ペルーってこんなに砂漠のイメージはなかったけど、標高が低い所はこんなに厳しい自然の中にあったんだ。
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山肌に広告!!
携帯会社の宣伝の仕方が斬新!
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ときおり、川沿いを走るとそこだけ緑が見えます。
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これは売り子から買ったトウモロコシとチーズ。
トウモロコシの粒がでかい!
P1313724

でもチーズがビックリするぐらいマズかった。
なんだろう、ただのしょっぱいだけの塊。食感も消しゴムみたいだし。
トウモロコシも甘みがなくてあんまり。でも空腹は満たされました。
 


 

そしてその後。

ついに悲劇が起こってしまいました。
 

それは夕方にバスのトイレに行ったときのこと。

中に入ると前の人がおしっこを流していませんでした。

まあ、これはよくある話。

断水して流れないときもあるし、そもそも流す気がない人もいるんだろうな。
 

仕方ない。

流そう。

そう思ってボタンを押したそのとき…
 

便器に溜まっていたおしっこが飛び散って噴水状態に!!!!!
 

ぎゃー!!
 

トイレの底のフタみたいなのがボタンを押した時に一瞬下がった後に、バネみたいに戻ってきて溜まっていたおしっこが全部飛んできました!

トイレ壊れてる…!涙涙涙
 

このとき、私はトイレの外から手を伸ばしてボタンを押していたので、頭からおしっこをかぶるという悲劇は免れたけど、ズボンにかかるのは避けられなかった…。ううーー。

どこの誰とも分からんおしっこが…。。。ひどい。。。
このバスは残念なことにトイレが1個しかないから、ずっと壊れたまま。
 

その悲劇の少しあと、「俺絶対トイレ流さんとくわ!」と宣言して、だいごろがトイレへ。

そのとき既にだいごろと同じ考えの人が多数いたみたいで、誰もトイレを流さずにちゃぷんちゃぷんで溢れそうになってたそうです。。
 

その後も色んな人がトイレの前でやんや騒いでいました。。

どうやら同じような被害に遭った人がたくさんいた模様。。
 

そこからはもうバストイレ恐怖症。

でも、16時間もの移動でトイレ休憩が全くないのに1回しか行かない訳にもいかず、限界まで我慢した後におそるおそるもう一度行きました。

でもそのときには何とか直っていたみたいでよかった…。。

やれやれ。。。
 


 

そんなこんなでかなり疲れたバス移動ですが、次の日の早朝にイカという街に到着しました。

トゥクトゥクがたくさん走っています。

安いガソリンの匂いと土ぼこりの匂い。

だいごろはアジアっぽい匂い、って言ってたけど、私はアジアならもうちょっと香辛料とか調味料の匂いがするんじゃないかな、と思いました。
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教会の前を走るトゥクトゥク。
これはアジアにはあまりない組み合わせ。
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さて、この街に来たのは、砂漠にあるオアシス ”ワカチナ” というところを訪れたかったから。

さっそくトゥクトゥクで向かいます。
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イカの街からワカチナはすごく近くて、10分ぐらいで到着しました。
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近くにあったレストランにバックパックを預けて、さっそく裸足になって砂丘を上ってみます。

まだ朝早いから砂がひんやりしていて気持ちいい。
 

いつも思うけど、砂漠を上るのは大変。

砂に足を取られ、1歩進んでは半歩下がる。
P1312627
 

でも頑張って登った砂丘からの眺めは最高でした!

眼下を見下ろすと、小さい頃に思い描いていたイメージ通りのオアシスが!!
P1313855

辺り一面が砂丘なのに、ぽつんと緑と水が見えます。

昔の旅人は、このオアシスにたどり着いた時どれほど嬉しかっただろう。

砂丘に囲まれてるから、見つけるのも大変だっただろうな。
 

そんなオアシスをしばらく眺めた後は、お楽しみの砂丘下り!

砂漠を駆け下りるときは気持ちいい!!ぼふぼふぼふ!
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あー楽しかった!

次回は首都のリマに向かいます。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます!

「おしっこを浴びて可愛そう…」と思ったら押してね。笑
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〜移動情報〜
出発地:カラマ(Calama)
目的地:アリカ(Arica)
移動日:2015/1/28~29
発車時刻:23:30
所要時間:8時間ぐらいだったかな。。朝に着きました。
運賃:40,000ペソ
メモ:
大手バス会社が全て満席で乗れず。市場の近くのバス会社が臨時便を出していたのでそれに乗りました。

出発地:アリカ(Arica)
目的地:タクナ(Tacna)
移動日:2015/1/29
運賃:2000ペソ
メモ:
乗合タクシーで行くこともできます。乗合タクシーは4000ペソ。
バスで行っても、意外に速く国境を越えられました。

出発地:タクナ(Tacna)
目的地:イカ(Ica)
移動日:2015/1/29〜30
バス会社:Cromotex社
発車時刻:14:00
所要時間:16時間
運賃:90ソル
メモ:
イカに行くにはリマ行を途中下車します。運賃はリマでもイカでも同じ。
タクナはバスターミナルが二箇所あります。国境を超えたバスが発着するターミナルは高いバス会社が多い感じでした。
タクナは客引きがかなり多い。注意してください。

出発地:イカ(Ica)
目的地:リマ
移動日:2015/1/30
バス会社:Flores社
所要時間:6時間
発車時刻:15分おきにたくさん出ています。
運賃:22ソル
メモ1:
安いけどめちゃくちゃ時間がかかります。道路で待ってる人もすべて拾って行きます。座席もあまり良くない。
メモ2:
このバス発着所からミラフローレスへは、28 de Julio通りを西に3ブロック進んだArequipa通りからミニバスが出ています。旧市街へは28 de Julioを東に3ブロック進んだManco Capac通りから行けます。
タクシーしかないと言ってくる人もいますが、諦めずに探してみてください。



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