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14~16/DEC/2014 in Buenos Aires

ウルグアイからの船の旅を終え、アルゼンチンのブエノスアイレスに到着した私たち。

この街で初めての「カウチサーフィン(Couch Surfing)」に挑戦します!
 

カウチサーフィンはもはや世界的にメジャーな旅行ツールなのでご存知の方も多いと思いますが、簡単に言えばカウチ(ソファー)を提供し合うソーシャルネットワークのこと。

自分の家のカウチやベッドを旅人に提供し、代わりに自分が旅したときは泊まる場所を提供してもらう。
お互いに異文化交流をすることもできるし、助け合うことができるという素晴らしい考え方に基づいています。

私たちもその存在は何年も前から知っていたし、海外の知り合いが日本に来た時にカウチを提供した事も何度かあります。

でも旅行中に現地のホストの家に泊めてもらった事がまだ一度もありませんでした。
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アルゼンチンやウルグアイは宿泊費も高いし、ある程度カウチサーフィンが盛んという事を知り、南米に入った頃から泊めて欲しいというリクエストを何人にも送り続けていました。

でも、最初はリファレンス(カウチサーフィンに参加している友人からの私に対する評価・コメント)が無いから信用されないようで、なかなか受け入れてくれる人が見つかりませんでした。

あと、泊めて欲しい日の1週間以上前にリクエストを送るのが基本なのですが、私たちの行き当たりばったり旅ではそんなにきっちり日程を決められないので難しい。

でも根気よくメッセージを送り続けていると、ようやくブエノスアイレスで受け入れてくれる人が見つかりました!

どんな体験になるのか二人ともドキドキですが、楽しんで行ってみましょう!
 

ニコラスと一緒に街歩き。

カウチサーフィンでは、家に泊めてもらう・泊めてあげる以外にも街を案内してもらったり、イベントに参加したりして異文化交流することもできます。

ブエノスアイレスに訪れる旨を掲示板に書いていたところ、「家には泊めてあげられないけど、ブエノスアイレスを案内するよ!」連絡をくれた男性がいたので、早速会ってみることにしました。

ドキドキしながら待っていて現れたのは、笑顔がとっても穏やかな男性でした。

彼の名前はニコラス。

ニコラスはパン屋さんで働いていて、朝の4時ぐらいからお昼過ぎまで仕事しています。
だから、午後には時間があるのでこうしてカウチサーファーを案内することも多いそう。

まずは腹ごなしにピザを食べに行きました。
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お手頃なところで!とお願いして連れて行ってもらったお店です。

ピザ4切れとドリンクで101ペソ(闇両替レートで約1000円)。アルゼンチンはやっぱり物価が高いなぁ。
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ブエノスアイレスの街並は広々していて、スペインの植民地時代の面影が色濃く残っています。

これはアルゼンチンの国会議事堂。何となく日本の国会議事堂と似ています。
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アルゼンチンの大統領は女性。
大統領になってもう7年も経つんだそうです。
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写真右側のビルに描かれた女性はエバ・ペロン(Eva Perón)。
アルゼンチンの女優でもあり、元ファーストレディ。
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彼女の肖像画がお札に描かれていたり、彼女の人生を元にしたミュージカルができたり、国民からの絶大な人気を誇っています。

ミュージカルはアンドリュー・ロイド・ウェーバー(「オペラ座の怪人」とかで有名)が作曲した「エビータ」。

まだ見たことがないから見てみたいなぁ。
 


地下鉄の駅の前の壁には銃弾の跡が残っていました。

これはアルゼンチンが独立しようとして争っていた時にできたそう。
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ニコラスは産まれた時からずっとブエノスアイレスに住んでいたのでブエノスアイレスの事にすごく詳しい。
歴史をよく知っていて、年代や日付までもさらっと言えちゃう。

私は地元の神戸の歴史をこんなにたくさん話すことなんてできないなぁ。

でもせっかく教えてもらった歴史、メモしてなかったらほとんど覚えてない。。ごめんなさい、ニコラス。
 

他にもちょっと気になっていた事があったので、だいごろがニコラスに聞いてみた。

“ところで、メッシのことは好き?みんなどう思ってるんだろう?”

ワールドカップで惜しくも優勝を逃したアルゼンチン。
メッシは国内ではあまり支持されていないという噂だったので、真偽を確かめたくなったのです。

「うーん、良い質問だね。メッシはすごく良い選手だけど、アルゼンチン代表になった途端に全く別の選手になってしまう。僕は正直あまり好きじゃない。」

アルゼンチンでの評価はやっぱり厳しいようです。

ワールドカップ決勝戦が終わった直後、最優秀選手に選ばれた瞬間の彼の浮かない表情を思い出して同情してしまいます。


街を歩いていてトイレついでに立ち寄ったのはだいごろが大好きなマクドナルド。

ここでニコラスから面白い話を教えてもらいました。
 

実は、アルゼンチンのマクドナルドでは「ビッグマックの単品」は絶対に表立って看板やメニューに現れたりしないそう。

その理由は、アルゼンチン政府がマクドナルドにプレッシャーをかけているから。
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アルゼンチンは国内でインフレが起きているのですが、そのことを認めたくない政府。

ビッグマックの価格を無理矢理据え置かせて、それを指標にして「ほーら、ビッグマックの値段は変わってないでしょ?インフレしてないでしょ?」と公言しているそう。
 

マクドナルド側としてはたまったもんじゃありません。

ビッグマックは売れば売るほど損するメニューになってしまいました。
だから、ビッグマック単品は隠しメニューみたいな状態になっているそうです。

でも、メニュー一覧に書く事が義務づけられているのでよく見るときっちり載っています。

普通だったら60ペソ以上するはずのビッグマックが衝撃の28ペソ!(闇両替レートで約280円)
他のバーガーの半額以下です!
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これを知ってからというもの、私とだいごろはアルゼンチンではちゃっかりビッグマック単品とドリンクだけを頼んでフリーWi-Fiを使うようになりました。笑
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最後は3人でブエノスアイレスで最近人気のジェラート屋さんに行きました。

アルゼンチン人はジェラートが大好き!
街中にも店がたくさんあるし、結構高いのにお客さんもたくさん入っています。
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おいしかったー!!

丸々半日かけて案内してくれたニコラス。ありがとう!
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パブロと喋り倒した三日間。

ニコラスと別れた後は、カウチサーフィンで泊めてくれる事が決まったパブロの家へ向かいます。

パブロはすごく賢くて常にテキパキ。

一緒にスーパーに買い物に行ったけど、スマホにメモされたものを半分駆け足でパパパッと集めてきて、一瞬で買い物が終わってしまいました。

だいごろはテキパキしている方なので「気が合いそう」って言ってるけど、いつものろのろ買い物してしまう私はちょっと緊張気味。

アルゼンチンでは英語が喋れる人が少ないのに彼は英語がめちゃくちゃ流暢だし、なんか仕事ができる人って感じ。
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パブロはアルゼンチンの名門大学卒で、日本でも有名なコンサル会社の人事部に勤めています。
今は一週間の内半分が在宅、半分をオフィスで働く生活。

ヨーロッパやアメリカではそういう働き方があることを知っていたけど、アルゼンチンでもそんな柔軟な働き方ができるなんて知らなかった。

将来的にはずっと在宅で場所を選ばずに仕事をしたいと言っていました。
 

ちなみにパブロは話す時もマシンガントーク。
アメリカで暮らしていたのでスペイン語も英語もマシンガン。

パブロの家に滞在していた3日間はめちゃくちゃ英語しゃべったなぁ。

あと一週間ぐらいいたらすぐにペラペラになりそうでした。笑
 


さて、買い物が終わってパブロの家に行ってまず驚いたのが、バスタブでふよふよしていた彼。

トイレに行った時に突然いたのでビックリ!!
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この子はパブロの愛亀で名前はツチ。
スペイン語の臆病者っていう言葉から来ているそうです。

そして、パブロはツチをなんと自分が7歳のときからずっと飼ってて、26年間連れ添っているんだとか!

「俺の人生でダントツで一番長く生活を共にしている相方だよ。」とパブロ。
 

このツチが可愛かったー!!

亀のことを可愛いって思ったことなんて一度もなかったけど、彼はほんとに可愛い!

気付いたらパブロの足元にいたり、パブロの後をこっそり着けていたり、私の匂いを嗅いで緊張していたり、最初は可愛いなんて思わなかったのにだんだん可愛く思えるから不思議!

ほら、だいごろにもちょっとずつ懐いてきた!
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夜はパブロから「日本食が食べたい!」というリクエストがあったので二人で作る事に。

パブロのキッチンにはなんとだしの素がありました!
シェフの友達が置いて行ったんだって。
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そのだしの素をつかって肉じゃがを作ったり、牛丼的なものを作ったりしました。

いただきます!
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パブロはお箸の使い方が上手!
南米の米はパサパサなので、私たちはめんどくさいからお箸を使わずにスプーンで食べてたけど、パブロはずっとお箸で食べていました。負けた!笑
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この時パブロに教えてもらったアルゼンチンの方言「ケデ・ピポン(Quede pipon)!」

「もうおなか一杯!!」という意味なんだけど、これを覚えていたおかげでこの後の旅で役立ちました。
 


夕食の後は、私たちが日本食を振る舞った代わりにパブロもアルゼンチンでお気に入りの食べ物をたくさん紹介してくれました。

「おれは子供だから、子供の食べ物が好きなんだ!」
と言って嬉しそうに出してくるチョコやグミ。

子供みたいな味が好きなだいごろと相性がピッタリだったので、パブロもどんどんヒートアップ。

「これは絶対 “Dai (だいごろのイングリッシュネーム)” も気に入ると思う!食べてみて!」

と言って出して来たのが ”Shimmy” というプリンみたいな液体状のスイーツ。
 

一口食べてみると、パブロの予想が見事的中しだいごろご満悦!!ていうかパブロの方が嬉しそう!!笑
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甘党のパブロとすっかり意気投合です。笑
 

 

そしてやっぱり〆はジェラート。
パブロが電話一本で注文したらすぐに家まで配達してくれました。

届けられたジェラートはなんと一人500ml!!
写真では分かりにくいけど日本で食後に食べるなら3人ぐらいでシェアする量です。
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こんなにたくさん食べれる?!と思ったけど、アルゼンチンではみんなこの量を食べるのがスタンダードみたい。

でも味は本当に洗練されていました!特にピスタチオが入ったのが絶品でした。

ちなみに一個50ペソ(500円ぐらい)結構高かった…。
 


そしてパブロに教えてもらった凄く大切な事。

それがマテの淹れ方と飲み方。

このマテ茶が、この先の私たちのアルゼンチン旅の一つのキーになっていきます。
 

前回の投稿で紹介したウルグアイに負けず劣らず、マテをこよなく愛するアルゼンチン人。

マテの淹れ方や飲み方にも並々ならぬこだわりがあります。

アルゼンチン流 マテの淹れ方と飲み方

①カップにシェルバ(お茶っ葉)を入れてから、手のひらでカップをふさいで逆さまにし、細かい粉を取り除く。

②お湯は沸騰させては絶対にいけない!80度が目安。
マテの国アルゼンチンでは、なんとこんな電気ケトルが普及しています。
お湯の温度をマテ専用に調整するダイヤル付き!日本では見たことない!!
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③シェルバを45度に傾け、傾いた部分からお湯を注ぐ。
このとき泡がポコポコ出て来るのを確認します。

④専用のストロー兼茶こしで飲む。
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⑤お茶がなくなって「ズズッ」という音がしたら、次のお湯を注ぐ。

⑥そして、次の人にカップを回す。

⑦もうマテは要らないな、と思ったら「グラシアス(ありがとう)」と言ってカップを返す。

同じのカップとストローをぐるぐる回してシェアするのがアルゼンチン流。
一度もらったマテは最後まで飲み干します。

このマテ講座が後々のアルゼンチン旅で多大な力を発揮することになります。

英語がペラペラな彼に、アルゼンチンに欠かせないマテのマナーを教えてもらえたことに感謝!
 


パブロの家はアパートの最上階にあって、夜景が綺麗でした。
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夜景を見ながら、ドラゴンボールの話から好きなバンドの話、パブロの彼女の話まで。

他にもここでは書けない事もたくさんたくさんあって、パブロとの話は毎晩深夜遅くまで続きました。
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こんな感じだった私たちの初めてのカウチサーフィン。

宿代が浮くだけじゃなく、地元の人とたくさん話せて、文化を知れて、友達が出来て、語学が上達するなんて良いことずくめ!

もちろんこっちからもたくさん話して、日本の文化や私たちの考え方・旅の事とかを伝えたり、日本のご飯を作ったりして恩返し!

ホストもゲストもウィンウィンなカウチサーフィンはやっぱり最高でした!!

おわり



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