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01〜02/DEC/2014 in Namibia

レンタカー旅4日目。

たくさんの民族の人たちと出会えたオプウォの街を後にした僕たちは、一気に南下を開始します。

今日目指すのはナミビアの中西部にあるスワコップムントという街。

オプウォからはかなり距離があるので、丸一日走って途中のカオリクサスという街へ到着しました。
今日の走行距離は400キロぐらい。

ガソリンスタンドの近くにキャンプサイトがあったので、そこに一泊しました。
 

だいごろ、やらかす。

そして迎えたレンタカー旅5日目。

カオリクサスのキャンプサイトから再びスワコップムントを目指して走り出します。
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しかし走り始めて1時間半。

やらかしてしまいました。。
 

朝の車通りの少ないオフロードをご機嫌で運転していると、突然猛烈な勢いで横滑りし始める車!

急ブレーキを踏んだらやばいって思ったから、横滑りに合わせてハンドルだけ動かしながら止まるのを待ってたんだけど全然止まらない。

最初、左車線を走っていた車は横滑りしながら90度ぐらい回転して右側の草むらに突っ込み、今度は反対側に回転しながら左側に進んで行く。

え?!何これ?!
 

きっとパニックになってたんだと思う。
 

肝心な事を忘れてました。
 

 

 

アクセル踏みっぱなし!!笑
 

 

 

多分10秒ぐらいずっと踏んでたと思う。

そして気付いてすぐにペダルから足を外したけど、時すでに遅し。

後ろのバンパーが草むらに乗り上げた時に砂と石を巻き込んでベッコベコになってました。。
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(事故直後はリアバンパーが半分以上外れた上に反対方向にひん曲がっていたのですが、焦りまくって二人で無理やり修復した後の状態がこれです。笑)

あーやってしまった。。
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免許を取ってからもう10年以上経つけど、初めての事故だったのでかなりヘコむ…。

でもレンタル当日にきっこの気まぐれで、スタンダードにプラスαで補償がつく追加の保険に入っていたから助かりました。

(一日1000円もする高額の保険だったにもかかわらず、ケチな僕たちが加入していたのはもはや奇跡としか言いようがありません。笑)

なにより、二人とも全くの無傷だったのが最大の救いです。
 

オットセイの大群に見る生と死。

しばらくすると運転できるぐらいに気持ちが落ち着いて来たので、再び南下開始。

オフロードがどこまでも続きます。

これは道端にあった岩塩の無人販売。
かなりたくさんあったので、この地域の特産物のようです。
PC010655

そして昼の12時頃にスワコップムント手前のケープクロスというビーチに到着しました。
 

曇っているからか風が冷たい。日差しはめちゃくちゃきついけど。

そしてビーチと行ってもここは私たち人間が泳ぐ場所ではありません、ある動物がたくさんいるんです!
 

それがこれ!
 

オットセイ!!
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たくさんいるとは聞いてたけど、この数はすごい!!!
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かわいい赤ちゃんもたくさんいます。
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でもたくさん産まれてくる分、たくさんの赤ちゃんが死んでいました。
ビーチを歩くとそこらじゅうに赤ちゃんの死骸だらけ。

死肉に群がる鳥たち。
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しばらくの間ビーチで繰り広げられる生と死のコントラストに見入ってしまいました。

ビーチに横たわる赤ちゃんオットセイ。
もう歩く事も目を開ける事もできず息も絶え絶え。
でも、もちろん誰も助けてくれません。

厳しい…。

自然の過酷さを目の当たりにしました。
 

フラミンゴと月面と超巨大植物。ナミビアの大自然を駆け抜ける。

ケープクロスを出た後は道もよくなり、何の問題もなく15:30頃にスワコップムントに到着。

街並はもはやアフリカにいる事をみじんも感じさせてはくれません。
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この街ではキャンプサイトが見つからなかったので、中心地にある宿で一泊しました。

高かった…。
 


そして次の日。

ラジオから流れて来るドイツ語の音楽番組を聞きながら今日もドライブ。
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(ナミビアは旧ドイツ領だったので、ドイツ語の地名や看板をよく見かけました。)
 

まずは朝の散歩をしにビーチ(ワルヴィス・ベイ Walvis Bay)に行くとフラミンゴが!
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しかもこんなにたくさん!!
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写真に写っているのは全体の5分の1ぐらいで、ビーチを埋め尽くすようにフラミンゴが浅瀬にいる貝やカニをつついてました。
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きっこがフラミンゴの羽根を拾って絵はがきに貼り付けて、ヨハネスブルグの空港から二人の家族に送ったけど届かなかったみたい。
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羽根が規制に引っかかったのかな?

残念…。
 


さて、今日はこのビーチからスタートしてスワコップムントの近くにある見所をぐるっと回ります。

ビーチから1時間ぐらいでまず最初に発見したのはこんな景色。

ムーンランドスケープ。
まるで月面の世界のような山々が広がります。
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そしてそこからさらに車を走らせると、道の両脇にぽつぽつと何かが見えてきました。

車を停めて近づいてみると、なんとそれは巨大な植物でした。
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触ってみると葉っぱは乾燥させた昆布みたいに堅い。
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性別があるようで、近くにオスとメスの標識が立てられていました。
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この植物はヴェルヴィッチア(Welwischia)と呼ばれていて、大きさもさることながら、ビックリするほど長生きするそうです。

極めつけはこいつ!

柵の中は立ち入り禁止になっているのでこんな写真しかありませんが、その尋常じゃない巨大さが分かると思います。
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こんな雨もほとんど降らない砂漠に生えているというのに、このヴェルヴィッチアはなんと推定2000年近く生きているそうです!!

凄すぎる!!

驚異的な生命力に開いた口が塞がりませんでした。笑
 

砂漠で遊んで、砂漠におやすみ。

そしてヴェルヴィッチアを見た後は、適当な場所に車を停めて昼ご飯を食べてから、Dune7という砂丘へ。

ここではサンドボードやバギーなどのアクティビティができますが、どれも高すぎたので私たちは勝手に砂丘に登って遊ぶ事にしました。
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写真では伝わらないかも知れませんが、この砂丘はかなり大きくて急斜面。

最初はテンションが高かったので一気に登り始めましたが、すぐに息が上がってきます。

しかも太陽で熱せられた砂はめちゃくちゃ熱くて、二人ともサンダルを履いているのに火傷しそうになります。

アツ!!アツッ!!熱い!!!
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足を止めると火傷しそうになるので、走り続けては座って休むの繰りかえし。

砂漠にいた虫は熱さなんて気にならないようで、のんびり歩いていました。
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そんなこんなで30分ぐらいかけて頂上まで登ると、今度は急斜面を下って遊びます。
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僕はテントの中に敷くために借りたマットに寝転がって滑り降りる作戦。
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。。。
 

全く進まない…。
 

この体勢で時速80キロぐらい出して滑り降りる予定だったのですが、摩擦が大きすぎて10センチぐらいしか進みませんでした…。

せっかくここまで持って登って来たのに…。
 

でも走って降りるだけでも楽しーい!!笑
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砂まみれになった僕たちはその足で海岸へ行って夕陽を見ることに。

ちょうど海岸沿いに砂丘があったので登ってみます。

さっきのDune7ではサンダルでも火傷しそうだったのに、日が沈みかけたこの砂丘の砂はもうひんやりしています。
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砂丘の向こうに見えるのはスワコップムントの街並。
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だいごろ:「今日はナミビアの大自然の色んな一面を見れて楽しかったなぁ。」

きっこ:「やらかしたけどな…。」
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砂丘の一番上に座って今日一日を振り返る二人。

遠くの海にゆっくりと沈む夕陽を眺めてから、宿へと帰りました。

おやすみなさい。



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