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エチオピアは本当に個性的な国でした。

インジェラやローカルバスの話はこれまで何度も取り上げてきましたが、それ以外にもおかしいところがたくさん!
 

我慢大会バス移動

これまで散々書いてきたのでしつこいけど、エチオピアの移動はほんとに大変。

早朝4時や5時に集合して、6時出発。

席は早い者勝ちなので、バスターミナルのゲートが開いた瞬間全員が猛ダッシュ。
全力のかけっこからの席取りゲームが始まります。

座席は一列3+2席。
細身のエチオピア人だからこその座席の狭さです。
しかもカチコチの椅子に座って何時間も耐えないといけない。
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短いトイレ休憩では劣悪なトイレに行くしかなかったり、そもそもトイレがなかったりもします。

車に酔う人も多くて、いつも戻す人が続出。
窓から吹き込む風のせいで吐いたもの全てが車内に戻ってきて、隣の人にびっしゃりかかるという悲劇も目撃しました。。

荷物が何故かゲロみたいなものにまみれていたことも…。
でも私はこれがゲロだとは認めません!笑
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念のためしっかり洗っておきましたが…。涙
 

動物の扱いがひどい

これまでエチオピアを旅していてずっと思っていたけど、動物の扱いはなかなかひどい。

エチオピアの生活には動物が不可欠。
なので村や道路は動物であふれています。
これほどまでに動物を使っている国もそうそうないんじゃないかな。

もちろん車は高くて買えないから、荷物を運ぶのは家畜の役目。

ロバは小さいけど働きもの。
このロバは水を運んでいるみたいです。軽く40kgはありそう。
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ラクダも。乗せられるだけいっぱい乗せます。
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もちろん、食料として飼われている動物もたくさんいます。

バスの上に片足を縛り付けられた羊。
寒さからか恐怖からか、ガクガクブルブル。
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ミニバスの天井に乗せられたニワトリ。
6匹ずつ足をひとまとめに縛った束を数十個乗せていました。
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逆さ吊りにして売られるニワトリ。
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これらの動物は、エチオピアのお祭りがあるたびに大虐殺に会います。
詳しくはこちらの記事参照。
【グロ注意】街から羊が消えた日。【閲覧注意】
 

生活に使うだけならいいんだけど、子供たちはロバや牛を蹴ったり石を投げたりしてよくいじめているし、大人たちも家畜たちを生きたまま袋に詰めたりエサもあげずに放置したり、物のように扱っています。

まあ私たち先進国の半自動化された飼育システムの方がよっぽど残酷なのかもしれませんが。
 

もしエチオピアの動物に産まれたら、何の動物がいい?
一生こき使われるロバ、ラクダ?
それとも食べられるために生きるヒツジ、ヤギ、ニワトリ、牛?

どれも嫌だなぁ。。。

でも日本の家畜みたいに小屋の中で一生を過ごすよりは幸せかもしれない。
 

Yesは息を吸い込む

国によって言葉ではない合図がいろいろあったりします。
口からプシュプシュ音を出したり、指をならしたり、眉毛を上げ下げしたり。

エチオピアではYesのときに息を吸い込むのが特徴的。

“今日部屋は空いてる?”

「ハッ」(眉毛を上げながら息を吸い込む)

“空いてるの?”

「ハッ」(眉毛を上げながら息を吸い込む)

最初は何のことか分からず戸惑いました。

だいごろは、この国の人は呼吸困難な人が多くて可愛そう、と思っていたぐらい。笑

しばらくして、Yesの意味だっていうことが分かりました。
 

エチオピアンファッション

エチオピアンファッションの特徴と言えば何と言っても女性の髪型!
くせ毛を生かした編み込みヘアーは芸術作品そのもの!
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編み込みがよく似合っています。
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雨が降ったら…
頭からビニール袋を被ります!
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美人なお姉さんも!
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エチオピアで大流行の靴。
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なぜかこの靴を履いている人がめちゃ多かったです。
こんな滑りやすそうな靴で、木登りも岩登りもかけっこも身軽にやってのけちゃうからすごい。
 

スペルミス大国エチオピア

エチオピアは、レストランのメニューや看板のスペルミスがめちゃくちゃ多い!

おしゃれなレストランでも、高級ホテルでも平気で間違えている。
みんな音を聞いて、自己流で綴る。
スペルミスがあればテストで減点される日本と、スペルミスがあっても伝われば誰も気にしない、適当なエチオピア。
こういうところ、かわいいなぁ、と思う。笑

まずはよくある間違い。
× Roosted Lamp
○ Roasted Lamb
見た目が似ている文字をアルファベット表から探してきて書いたのかな?
ハーブもHerbがHaveになっちゃってますね。
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ほら、このお店もやっぱり間違ってる。
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“Lamb”を正しく綴れているお店は記憶の限りはありませんでした。笑
 

“Lamb”だったら羊肉のラムだけど、”Lamp”だったら照明のランプの意味。
 

一緒に旅していたYinとこの間違いを見つけて、きっと冷蔵庫にランプがたくさん入ってるんだろうね、と冗談を言いあっていました。

ラム好きのYin、今日も注文します。
とあるレストランではわざとこう言います。
「ローストした”ランプ”はありますか?」
「はい。ランプ、あります。」

別のレストランでは正しく発音。
「ローストした”ラム”下さい。」
答えはやはり、
「はい。ローストした”ランプ”ですね。」

こりゃだめだ。間違って広まってる。笑
 

続いてこちら。
× Well Came
○ Welcome
でも気持ちは伝わります◎
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前も書いたけどフリーチトースト。
× Freach toast
○ French toast
それ以外もほとんど全部間違ってる。笑
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もらったレシートもやっぱり間違ってる。
そうそう、マキアートの綴りも難しいんだよね。笑
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バスの車体もこの通り。
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“1st level”のつもりが、”lst evel 1”
うーん、惜しい!笑

ちなみに私たちがよく乗っていた過酷なローカルバスはファーストレベルで、この国ではまだ上位レベル。
セカンドレベルというバスもあって、さらにボロボロのバスに人がぎゅうぎゅう詰めにされていました。
 

おまけ。これは意図的でしょう。
このお店、エチオピアの首都にあるのに見逃されているのがすごい。
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ちなみに、このロゴの元となったと思われるお店はエチオピアでは一度も見かけませんでした。
 

エチオピア歴とエチオピア時間

エチオピアでは独自の暦があります。

今はエチオピアでは2007年。
日本の9月11日がエチオピアの1月1日です。
そして、1月〜12月は全て30日まであるのがエチオピア歴。
でも、そうすると1年が360日になってしまうので、足りない5日は13月で補う。

さらに、エチオピア時間は世界の時間と6時間ずれている。
世界的には、太陽が一番高い位置に来るのが昼の12時。
でも、エチオピアではそれは6時にあたります。

これはバスのチケット。
左上に書かれたのが日付。この日は2006年13月1日です。
右上に書かれたのが時間。11時と書かれていますが、これは朝の5時のこと!
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エチオピアって変だなぁと思うけど、これだけ世界で標準化が進んでいる中で、貫き通せるってすごいこと。

日本の子、丑、寅の時間や、卯月、皐月、神無月の暦が今はもうなくなってしまっているのが惜しく感じてしまう。
 

食事もかなり突っ込みどころ満載なので、それは次々回特集します!
 

▶︎次回:きっこ虫さされ写真集〜虫との戦いの日々 in エチオピア〜



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