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15/SEP/2014 in Danakil Depression

 

Danakil Depression is about the hottest and most inhospitable place on earth.

Say goodbye to Earth and say hello to Venus.

 

ダナキルツアー4日目はロンプラにまるで金星のような奇形が拝めると書いてあるスポットへ向かいます。

それはダロールと呼ばれるところ。

ダロールはエチオピアで標高が最も低く-125m、地球上でも一二を争うぐらい暑い場所です。
 


昨晩泊まったところは何もない荒野の真ん中。

ベッドを屋外に並べて寝たのですが、夜になってもじっとり暑くあまり熟睡はできませんでした。
 

さらに、朝方全員の目を覚まさせたのがこんな音。

「ギャー!!ギャーー!ビャー!ビェー!!ギャー!!!」

何事かと思ったらヤギがジャッカルかキツネに追いかけられていたようです。

真っ暗闇だったので、逃げ切れたのか殺されてしまったのか結末は分からず。
夜中に襲われるって恐いだろうな…。かわいそうなヤギ。
 

そしてヤギたちにとって恐怖の夜が明け、綺麗な朝日が見えました。
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ベッドの横にある小屋で朝食をとった後、ダロールへ車で向かいました。
ダロールの近くに到着すると、不思議な大地を数十分歩きます。

まだ日が高くなる前ですが、あまりの暑さに車から降りた瞬間に全身から汗が吹き出してきました。
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まずはソルジャーが先に歩いて安全を確認。
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このダナキルデプレッション一帯はエリトリア国境に近く、3年ほど前にヨーロッパ人の観光客5人が拉致され死亡するという事件が起こっています。
それ以来、ツアーでは必ずソルジャーを雇うようになりました。
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地面はこんな感じ。石(?)がぐらぐらするのでちょっと歩きにくい。
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その先に、キノコみたいなのがにょきにょき。マッシュルーム。
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何とも不思議な光景です。
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しいたけ。
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堅いので乗っても大丈夫!
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にょきにょきキノコも形を変えていきます。これは舞茸。
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さらに、今度は茶色と黄色の混ざり合った大地。
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辺りには硫黄の匂いが充満しています。
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ポコポコと音を立てながらガスを噴き出している所をよく見ると、中は真っ黄色。
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黄色い硫黄の部分が酸化すると茶色くなるみたい。
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その先に硫黄の湖ができていました。
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この湖、毎日少しずつ大きくなったり小さくなったり移動したりするんだとか。
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何度見ても異様な光景です!
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ソルジャーが近くで何かをしていると思ったら、黄色いところを拾っていました。
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お腹の薬になるんだって。
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遠巻きに私たちを見守るソルジャーたち。ちゃんと働いてねー!
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その次に訪れたのが塩の山。
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地層がすごい。
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この地形は塩とカリウムでできているんだそう。
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塩の山にある洞窟みたいなところを必死で這いつくばってくぐり抜けよじ登ると、こんな地形が。

身体が硬くて筋力が無い私はここまで来るのがちょっと大変でした。汗がぐっしょり。
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岩の先端は鋭く尖っています。
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そして最後にやってきたのは何と油がグツグツしている不思議な湖。
油の温度は50℃ぐらいです。
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この湖の油は不思議な油で、冷ました油を肌につけると付けた部分が後からじんわり熱くなる。
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昔からこの地方の人が肌に良いからと化粧水のような感じで使っているそうです。
ドライバーも友達にプレゼントするために、ペットボトルに詰めてたくさん持って帰っていました。
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この付近ではところどころで源泉が出ているので、足元を気をつけないとはまってしまいそう。
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水を求めてやってきた鳥がたくさん死んでいました。。。
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村に戻るとエリトリア国境近くなので紛争の残骸が。
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昼食の食堂にいた民族の女性。眉毛のところに傷をつけて装飾しています。
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昼食を食べ終わると、後はメケレの街へ向かって一直線。

標高が上がると気温も良心的になってきて身体もかなり楽。

一面砂の世界から緑の世界に戻ってきました。
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不思議な花も咲いていました。
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無事宿まで帰ると、黒いタンクトップに汗でできた塩の跡がくっきり残っていました。

赤道直下の標高がマイナスの世界はほんっとに暑いところでした!

でもここでしか見られない景色のオンパレードで、ほんとに凄かった!!
 

という事でお値段はかなり張りましたが、私たち的には大満足だったダナキルツアー。

次回は料金や日程など、ローシーズンに催行されるダナキルツアーの詳細情報をお届けします。
 

▶次回:ローシーズンのダナキルツアー情報【2014年9月時点】



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