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10〜11/SEP/2014 in Mekele

エチオピアに入って私たちがメインで使っていたレンズが壊れた話は以前の記事で書いた通りですが、ここメケレから私たちが参加するダナキルへのツアーにコンデジ(コンパクトタイプのデジタルカメラ)一台でのぞむ事に私たち(というかだいごろ)は不安を抱えていました。

というのも、ダナキルでは夜間に活火山の火口を見に行くので、暗闇で動体を撮影する必要があり、今持っているコンデジの性能ではまともな写真が撮れないのは明白でした。

最初はツアーの他の参加者がいいカメラ持ってるはずだからその人が撮った写真をもらえばいいや、と思っていたのですが、一人500ドル前後もするツアーに自分のカメラなし参加するのはやっぱりもったいない気がしてきてきました。
 


ダナキルツアーを明後日にひかえ、今使っているカメラ(オリンパス E-M5 “OM-D”)と同等以上の性能を持ったカメラとレンズが必要だと焦りはじめるだいごろ。

メケレはそこそこ大きな街だったので、まずは壊れているレンズを修理する方向で動いてみました。

そして街で見つけたのはこんな修理屋さん。
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オリンパス製のマイナーなレンズを修理できる技術があるのかかなり不安でしたが、分解してクリーニングするだけだから大丈夫と店長は自信ありげ。
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一時間後に作業を始めるらしいので、私たちはそれまで食事をして待つことにしました。
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店に来ていたお客さんはみんな1本のコーラーを炭酸水で薄めてシェアしていました。
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そして一時間後に店に戻ると、レンズの分解作業が始まりました。
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しかし分解を開始してしばらくすると、修理屋さんが頭を抱えました。

そして「これを見てみろ」と言うので拡大鏡を除くと、内部でケーブルが切れていました。

これじゃあ部品を取り寄せないとどうしようもない。
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これでもうダナキルツアーの間はコンデジだけか。。

だいごろはすごく残念そうにしていました。
 


そして次の日。

洗濯物を干していつものようにヨハネスホテルへネットをしに出かけました。

そしてのんびりブログを書いていると、だいごろが急に「明日のダナキルツアー、カメラなんとかできるかもしれない。」と、言い始めました。
 

だいごろが思いついた作戦は、街中にある写真屋さんにカメラを借りる事。

エチオピアには一眼レフを売っていたりレンタルしたりするような店は全くと言っていいほど見当たりませんが、ほとんどの街には写真屋さんがたくさんあります。

そしてその撮影には一眼レフカメラが使われているはず。

そのカメラを何とかして借りられないだろうか?というのがだいごろの考え。
 


という事で、早速メケレにあるカメラ屋さんを片っ端から回りますが、どこも「うちにはこれ一台しかないから、貸したら商売ができなくなる」と言って断られました。

”さすがに無理か。”と諦めがつきかけた時、突然の大雨。

洗濯物が濡れてしまう!

私は焦って宿へ戻ろうとしましたが、だいごろはまだ納得がいかない様子。

「もう写真屋さんも全部回ったし無理やと思うで。私は先に帰って洗濯物取り込んでるから!」そう言い残し、大粒の雨でずぶ濡れになっていくだいごろを置いて、私だけ宿に戻りました。
 


そして一時間後。
だいごろが戻ってきました。

ずぶ濡れで手ぶら。

やっぱりだめだったか、と思ったらだいごろの口から思いがけない言葉が。

「カメラ借りれる事になったから、お金とパスポート持ってもう一回出かけてくる!」

え?!

「Nikonの一眼レフ。五日間レンタル出来ることになった。」

??
 

だいごろに聞くところによると、大雨の中当てもなく1時間ぐらい街をさまよい歩いて見つけたのはアナログカメラ屋さん。

そこの店長と話していた時に、お客として来ていたおばさんが「私に考えがあるわ!」と言い出しました。
そして、そのおばさんはだいごろの手を強引に引っ張って店から出ました。

だいごろはまた高額請求されて大変な目に合うのではないかと警戒しながらも、一縷の望みをかけてついて行きます。

そして連れて行かれた建物にいたのはカメラ屋の青年。
だいごろが事情を話すと、すぐにカメラを持って来てくれました。
でも残念ながらそれは安物のコンデジ。

”店の撮影で使ってるような一眼レフを借りたい”とだいごろが何度もお願いすると、その青年がある袋を持って来ました。

「そんなに言うならこれを貸してあげるよ。」

その袋の中から出て来たのは何とNikonの一眼レフ。
しかも一度も使われていない新品。
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これは?!

「この前自分用に買ってまだ一度も使ったことがないんだけど、どうしてもって言うならツアーの間だけかしてあげるよ。その代わりパスポートと引き換えだから。あとレンタル料も。」

 


という事で、パスポートを持ってカメラ屋さんへやってきました。

もう夜の8時を過ぎているのに新年の記念写真を撮る人で溢れ返っています。
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そして青年にパスポートとレンタル料を渡し、カメラと交換。
2人とも嬉しそうです。
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貸してくれました!!

青年と一緒にカメラの性能を確認してご満悦のだいごろ。
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まさかのエチオピアで、しかもツアーの前日に一眼レフをゲット!

この日ばかりはだいごろの執念と粘り強さに驚かされました。
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という事で、明日からはいよいよダナキルツアーへいってきます!!
 

▶次回:世界一過酷なツアー。ダナキルデプレッションへ。



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