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03/SEP/2014 in Gondar

ついに入国したエチオピア。

以前の記事でも書きましたが、エチオピアは人がウザかったり、宿は南京虫だらけだったり、バスはぼろぼろで座席の奪い合いだったり、主食がゲロ雑巾だったりで、エチオピアを旅をするのはかなり大変。
旅人の間でもかなり評判が悪いとか何とか。

そんな感じの前情報があったので私たち二人も恐る恐るのエチオピアINとなりました。しかし、そんなエチオピアで最初に訪れた街ゴンダールを歩いていると、前情報が全部ウソなのではないかと思う出来事ばかりが起こりました。
 

まずは「見た目は雑巾、味はゲロ」のインジェラを始めとするエチオピア料理。

これが私たちには何の問題もなくて、エチオピアに入って数日経った頃には美味しい美味しいと言って食べるほどになっていました。
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夜遅くにゴンダールに着いた次の日の朝は宿の近くにあるカフェで朝ご飯。パンとコーヒーとアボカドジュース。全部で30ブル(約150円)ぐらい。
外では鳥がチュンチュン鳴いています。
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コーヒーはしっかりドリップしてくれて美味しいし、アボカドジュースも美味しいし、エチオピアでは何でも口に合います。
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宿がバスターミナルのすぐ近くだったので、前の通りは朝から賑やか。
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ゴンダールは標高が高いので空気が涼しくて気持ちいい!
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道路にはヤギや牛、ロバなどの家畜が歩いています。
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それに、世界一人がウザいと聞いていたエチオピアですが、ゴンダールの街はウザいどころかみんなフレンドリーで親切。
どこを歩いていても友好的な雰囲気で、子供たちは「ハロー、ハロー」と言ってはにかみながら握手を求めてくる。
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大人たちも道に迷っていたら親切に教えてくれるし、後でチップを要求される事もありませんでした。
前情報から想像していたイメージと随分違ったので、本当にここはエチオピアなのか?と困惑してしまう程でした。
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また、スーダンではもっぱら「チャイナ!」「ニーハオ!」と言われ続けましたが、この街ではジャパニーズと言われることがかなり増えてきました。
後で知ったのですが、この街も以前JICAが支援していたようです。
 

街を歩いていると目に入るのがエチオピア聖教の教会。
小さい街なのにたくさんあります。
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これまで見て来た他の国の教会と違って、エチオピア聖教の教会はカラフルな物が多い。それに、教会というとほとんどが上から見ると十字架の形をしていますが、エチオピア聖教の教会は正方形か正円のものがほとんど。
これまで見た事もない教会の独特な佇まいにびっくりです!
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そしてエチオピアの人々は信仰にすごく熱心。
どんなチャラチャラした若者も、教会の前を通り過ぎるときは足を止めて十字架を切っていました。
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街の広場ではサッカーの試合が行われていました。
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みんなワイワイ盛り上がっていて楽しそうで平和な雰囲気。
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道を歩いていても面倒くさい客引きや自称ガイドなんかは全然いなくて、あるのはフレンドリーな街の人との楽しい会話と笑顔。

調べていた情報とあまりに違ったのには本当に驚きましたが、優しい人と街にホッとしました。
 

唯一前情報通りだったのは虫。

宿自体はイメージしてたよりは全然きれいだし、一部屋100ブル(約500円)で安いし、ホットシャワーもじゃぶじゃぶ使えるしで最高だったのですが、やはり虫が出ました。

スーダンから移動して来て泊まった初日。
きっこが早速ダニにやられました…。
一晩で20〜30箇所は刺されてかわいそうでした。

毎晩寝る度に刺されるので、ベッドに入るのが憂鬱だと言っています。
日本で買ってきたトラベルシーツも使っているのに、全身の痒さに辟易していました。日本から持ってきたムヒを惜しげもなく使い、早くも空っぽになりそうです。
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僕はというと、虫に耐性があるのか一箇所も刺されていません。
同じベッドで寝ているのになぁ。不思議です。

今のところ南京虫と蚊は見ていないので、僕のように虫に刺されにくい人は快適に過ごせる街だと思います。
 

以上、初めて歩いたエチオピアの街ゴンダール。

エチオピア聖教の教会が並ぶ落ち着いた雰囲気の街。

気候が涼しくて安定しているので過ごしやすく、蚊もいないのでマラリアの心配無し。物価も安い。

人は優しいし、フレンドリーだし、親切だし、みんな笑顔。

ご飯も美味しい、コーヒーも美味しい、アボカドジュースも美味しい。

宿は安くて快適だけど、人によってはダニに刺される。

といった感じ。
 

調べていた前情報とかなり違ったので、驚きを通り超して軽くパニック状態になりました。

なので、ゴンダールに到着してから数日間は「あれ?なんで?」を連呼していたと思います。

でもそれは嬉しい誤算。

私たちはこの美しい街ゴンダールをどんどん好きになっていきました。

そして、通過するだけの予定だったこの街に1週間も滞在してしまうのです。
 

次回からはそんな素晴らしいゴンダールの街をご紹介したいと思います。
 

▶︎次回:だいごろ愕然。レンズが壊れて撮影不能に。



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