LINEで送る
Pocket

15~17/JUL/2014 in Panama City

カルタヘナで羽を休めた私たちは、飛行機でパナマへ向かいました。

コロンビアとパナマは地図上では陸続きですが、実は二つの国の国境付近は深いジャングルになっていて道路がありません。しかも、数多くのゲリラがジャングルに潜伏しているので、たとえ道路があったとしても危険すぎる地帯です。

この2国間の国境はダリエンギャップと呼ばれていて、中南米を旅する旅人の間では一つの関門となっている場所です。中には陸路を抜けたという話も聞きますが、命をかけてまで旅をしている訳ではないので当然パス。次に安価なのはボートで移動するという手段ですが、時間がかかりすぎるのがネックで我々の選択肢には入らず、結局一番お金がかかるけど確実な空路を選びました。

フライトはクレジットの2重請求をされたことがあって、あまり良いイメージの無いAVIANCA。でもやっぱり安さには敵いません。
IMG_2718

パナマシティの空港を出ると、湿気を伴った暖かい空気とタクシーの客引きが一斉に押し寄せてきました。
いきなりで暑苦しかった(笑)ので一旦空港へ入り、ATMでUSドルを入手。
この国はUSドルが全国どこでもそのまま使えます。

ちなみに、USドルと同じ価値の、パナマ独自のコインも出回っています。
右側がパナマのコイン。左側がUSのコイン。
大きさと色が同じなのでぱっと見では区別できません。出国前にはよく確認してパナマのコインを残さないように注意が必要です。
P7181385
 

さて、市内まで向かわなければ。

インフォメーションセンターに聞くとダウンタウンまでのバスが無いらしいのですが、地元の人たちは明らかにタクシーを使っていない。
だから絶対にどこかにバスが走っているはずだ。

空港から外へ出て歩き始める。
P7161126
ひたすら現地人の後について、重いザックを背負って歩く事10分。
空港から離れたところにローカルバスの停留所を発見。

最初に着たバスの運転手に聞いてみると、ダウンタウンまで行くらしいのですぐに乗り込みました。(一人US2ドルぐらい。)
P7161127

ダウンタウンの外れでバスを降りてしばらく歩いた所にあった宿。
P7161128

大して安くもないし、ものすごく蒸し暑いのにエアコンがない宿でしたが、
小綺麗だったし数日しか滞在する予定がなかったので良しとしました。

昼間はスペイン語教室をやっていて、アメリカやドイツからスペイン語留学をしにきている人たちが宿泊していました。宿泊客の中には生物学者でスミソニアン博物館との共同研究者の女性がいました。
岸に住む鳥の生態を調べているんだとか。おもしろそう。
 

ダウンタウン

ヤンキー車、ではなく、れっきとしたローカルバス。
P7171261

夜はこんなに派手派手!
P7181393
ん?LEXUS?笑
 

街中には散髪屋が異様に多かった。
通りを歩けば10mおきに散髪屋があるほど。
みんな短い髪の毛をさらに短くしていました。
P7171280

ビリヤードをする人たち。
P7171271

この国、車のナンバーは後ろだけしか付けていません。
前は自由にデザインしたプレートをはめていました。
P7181356

公園でくつろぐ人たくさん。
その靴を磨く靴磨き屋もたくさん。
P7181324
 

カスコ・ビエホ

ダウンタウンを1時間ほど歩いた先にある、歴史地区。
ユネスコの世界遺産にも登録されていますが、なんか全体的にぼろんぼろんでした。
P7181361

え、このぼろんぼろんで世界遺産…?
今にも壊れそうな建物がたくさん…。
P7181339

バルコニーもこの通り。うーん。。
P7181343

がんばって見つけた綺麗めな通り。
P7181359

工事している建物もかなり多かったです。
P7181370

直前にいたカルタヘナとのギャップがありすぎる…。
同じぐらいの時代にスペインの支配にあった国なのに、この違いは一体。。
パナマのカスコ・ビエホも磨けば光る場所なんだろうな。
 

新市街の街並

新市街には行っていませんが、旧市街から高層ビル郡がよく見えていました。
P7171298
高層ビル。久々に見ました。
 

Albrook Mall

大型のショッピングモールで、24時間空いているスーパーもあります。
DSC_0050

ローカルバスはカードにチャージする方式。
Albrook Mall内にチャージするところがありますが、
チャージするためにはこんな大行列に並ばなくてはいけません。効率悪い。
DSC_0057

DSC_0059

ここには大きなバスターミナルもあって、近距離バスから遠距離バスまで24時間バスが発着しています。
コスタリカに行くバスもここから出ていました。
DSC_0055
 

ごはん

Albrook Mallの中にあった大人気食堂。
DSC_0052
食べたい物を指差して選びます。
これだけ盛ってUS3.5ドル。やっすー!
写真では切れてるけどフライドポテトも込みでこのお値段。
DSC_0002

こっちはダウンタウンにあったローカル食堂。
P7171268

これも3ドルぐらいでした。
P7171267

これはサンコーチョと言われるパナマ名物のスープ。
鳥とジャガイモなどをオリジナルのスパイスで煮込んでいます。
P7181332
ちなみに、この店はパナマによくあったファーストフードチェーン店PioPio。
写真と全然違う料理が出て来たし不味かったので二度と行くもんかと思いました。
唯一サンコーチョだけが美味しかった。

何故かスーパーで買うドリンクやカップヌードルが南米よりもかなり安い。
日清のカップヌードルは70円だったので3つも衝動買いしましたが、どれもマズくてショックでした。。
DSC_0061

コカコーラのfantaは、国よって違う商品名が書かれていることに気付きました。
最初は偽物かと思ったけど、ちゃんと製造元はコカコーラと書いてあるし、味も本物です。
パナマでは”kist”、ベネズエラでは”Hit”でした。確かコロンビアも違う名前だった気がする。
DSC_0060

ジュース屋さん。パイン一個丸々、その場で剝いてジュースにしてくれます。
牛乳も入っていて、めちゃ美味しかった1
P7181319

あとは、道ばたのマンゴー屋さん。
あまり熟れていないマンゴーの一番外側の皮だけ剝いて売っていました。
果物というよりは野菜のようでした。
P7171274

カジノ

カジノが公営のパナマ。
たくさんの人が、手に届きそうで届かないキャリーオーバーの5000USドルに目をギラギラさせていました。
P7181373

P7181396

日本のパチンコ屋の様な雰囲気。
P7181398

クナ族

パナマシティ近辺の島に住むクナ族というパナマの民族。
ダウンタウンを歩いていると、買出しに来ているクナ族が沢山いました。

彼女たちはとってもカラフルな民族衣装に身を包んでいるので、街を歩いていてもすぐに分かります。
P7181380

色とりどりでふんわりしたシャツ。黒基調に鳥や動物や食べ物の絵が入ったスカート。赤いバンダナ。手足にはビーズ。
みんなおしゃれさんです!
P7181314

みんな写真を撮られるのを極端に嫌がります。
チップを払うから、と言ってもなかなか首を縦には振ってはくれません。
P7181318
自分たちの文化に誇りを持って守ろうとしている姿勢が素晴らしい。
なかなか出来る事ではありません。

高層ビル群とボロボロの歴史地区、そして昔ながらの伝統生活を貫くクナ族たち。
小さいエリアに色んな物がごちゃまぜになっていました。

次回は、パナマと言えば!・・・な場所に行って来たお話です。



Facebookで最新の更新情報をお届けしています。
「いいね!」ボタンを押してフォローしてね◎