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世界ぽろり旅!ついに帰国しました!!
(リアルタイムではとっくに帰国していますが。。)

旅の日記はもうすぐ終わりますが、帰国時に考えていたことを書き留めておきたいので、最後にもうちょっとだけお付き合いください。
 

神戸港に到着した私たちは、それぞれの家族と一緒に、それぞれのプリウスに乗って、それぞれの実家に1年半ぶりに帰りました。

そして、それぞれが”日本に帰ったら一番に食べたい!”と思っていたものを食べました。

ちなみに二人とも全く同じ食べ物を食べたのですが

なんだと思いますか?

それは、

 

 

うどん!!
 

 

麺類は海外にはあっても、出汁の効いたうどんって本当になかなか食べられません。
そんな私たちの望みは帰国後数時間で叶えられました。幸せ!!

これが私が食べたうどん。
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こっちがだいごろが食べたうどん。
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そしてそれぞれの夕食を食べます。

これが私の夕食。
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こっちがだいごろの夕食。
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食べてるものほどんど同じ!笑
 

 

ご飯を食べたら一年半ぶりの湯船!
シャワーはお湯がじゃぶじゃぶ出てすごい!

それにトイレの紙を流せる幸せ!
あ、日本ではおしっこの音を気にしなきゃだめだったんだった。笑
 


 

そんな感じで小さいことに感動したりもしたけど、日本に1年半ぶりに帰ったのに、そんなブランクがあった感じが全くしませんでした。

何も変わってない。
お母さんもお父さんも姉も妹も親戚も友達もみんな元気で、何も変わっていませんでした。
ほんの数日前に会っていたみたいな感じ。

「おばあちゃん、元気で待っとうからね、気をつけて言っておいでね。」
そう言って送り出してくれたおばあちゃんも、ちゃんとその言葉通り、私に会うなり拍手で迎えてくれました。

変わっていないっていうことが、こんなに幸せなことだとは思ってもみませんでした。

今まで全然知らなかった国々を訪れていたのが嘘みたい。
出発前と帰国後の日本での日々が何の違和感もなく繋がってる。
本当に、不思議な感覚でした。

世界旅行に行っていたのは別の次元のことだったみたいな。夢の中にいたみたいな。

ああ、とにかく疲れた。今日はゆっくり休もう。
心配もかけたけど、本当に本当に、無事みんなに会えて、私ってなんて幸せなんだろう。
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星の話。旅に出た時のこと。

だいごろです。

無事に帰国できて、念願のうどんも食べられて、久々の湯船でゆっくりして。

旅に出る前は当たり前だった小さなこと一つ一つに幸せを感じずにはいられません。
 

話はちょっと戻りますが、僕たちが帰国のフェリーに乗った最初の夜。

僕は自分が世界旅行への出発を決断した頃のことを思い出していました。
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これはその時に読み返していた、旅に出る前に書いた日記です。

==========

もうすぐ世界旅行に出発する。

思い返せば、もう10年以上前からずっと世界を自由に旅してみたいと思っていた。

夜空に輝く星みたいな存在だった。

小さい頃から空高くにずっとあるけど触れられない。

だけど、一度でいいから触れてみたいと思っていたもの。
 

==========

学生の頃に日本を心ゆくまで旅し、世界に行く準備は整った。

社会人生活5年目を迎えようとしていた自分は、世界を数年間旅するのに十分な資金を手にしていた。

何より、自分には若くて健康な体と心がある。まだ子供もいないし、家族もみんな元気にしている。

足りないのは時間だけ。

でも、それも、一歩踏み出せば自分の意思で手にすることができる。

そして何より、一緒に旅に出てくれる大切な人がいる。

こんな状況は短い人生で一度あるか無いか。

今の時点ですでに奇跡が起こっているようなものだ。
 

==========

空に輝く星。

いつか触れてみたいと、ずっと思い続けてきた小さな光。

それが今、目の前にある。

いつの間にこんな近くまで来たんだろう?

どうして誰も気づかなかったんだろう?

夢じゃないのかと思ってほっぺたをつねってみたけど、星はすぐ目の前、いつでも手の届くところでじっとしている。
 

でも、この星は少し前までは高い高い空のもっとずっと向こう側にいた。

今はここでじっとしているけど、いつまたあそこに戻ってしまうかわからない。

目の前にある星が空高く舞い上がり、再び遠くの小さな小さな点になる様子が目に浮かび、ゾッとした。

今しかない!!

僕は勇気を出して、目の前の星に手を伸ばした。

===日記おわり===
 

帰国後はよくこんな質問をされます。

「世界の旅を終えてどうだった?」

そう聞かれて、今頭に思い浮かぶのは
 

自分と世界がつながった。
 

南米に半年、アフリカに半年。
最後はユーラシア大陸を横断して、船で日本まで帰ってきた。

今回訪れた国なら、どこへ行っても知り合いがいる。帰る場所がある。

目を閉じれば浮かぶみんなの笑顔と、目を疑うほど美しい風景の数々。

驚きと感動の連続だった世界の食べ物。

街にあふれる賑やかな音楽と市場の生々しい匂い。

そしてそんな世界に、小さい小さい地球に住む人々の願いは一つ。

誰に聞いてもみんな同じだった。

それは…
 

家族の幸せ。
 
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世界旅行に行って良かった?

きっこです。

「世界旅行に行って良かった?」

とか、

「世界旅行に行けて良かったね!」

とか、

家族や友達に言われたら、「良かったよ」って答える。
正確には、「良かったよ」って答えるようにしている。
自分に言い聞かせるように。

でも、本当のことを言ってもいいかな。

本当は、「良かったか良くなかったかは分からない。」

それが、世界旅行に出てから今までずっと思っている正直な感想。

旅行に行ってる間も、旅人から何人も同じ質問をされ、その度に答えに窮してしまった。

少なくとも、大きな転機だったことは間違いなくて、
たくさんの知識を得て、数え切れない経験をして、
楽しいことも辛いこともたくさん乗り越えて、
そして、無事に帰ってくると言う一番大きな目標を達成した。

それでも、良かったか良くなかったかは分からない。

私がずっと思っているのは、結局死ぬときにならないと良かったかどうかなんて分からないっていうこと。

例えば、今この瞬間に死んだら、世界旅行に行かなかったら良かったって思う。
私にはどうしてもやりたいことがあるから。

これから、世界旅行に行って良かったって素直に思える人生になるように、歩いていくことが一番大切なこと。

まずは次の目標に向かって、私たちは歩みを進めます。
 


それから、もうひとつ。

帰国後に出会った友達には、

「世界一周したなんて、すごいね。」

って、言われました。
 

ううん、全然すごくない。

ただ、ものすごくラッキーだっただけ。
タイミングがあって、お金があって、健康な体があって、自由があったからできただけ。

世界一周なんて、所詮ただの遊び。

私は帰ってからたくさんの人に会って、私がフラフラしている間もみんなちゃんとしていて、私にはみんなが輝いて見えた。

私がフラフラしている間、
毎日毎日、一生懸命仕事をしている、あなたの方がすごい。
命を授かり、育んでいるあなたの方がすごい。
夢に向かって努力しているあなたの方がすごい。
いろいろな葛藤と戦ってきたあなたの方がすごい。
子供を育て上げ、ようやく自由を手に入れたあなたの方がすごい。

世界旅行をして手に入れたのは、誇りでも自信でも優越感でもない。

じゃあ、何だろう、手に入れたものは。

私が唯一この旅で手に入れたと言えるもの。

それは…

次の記事をぜひ、読んでください。



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