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9/SEP/2015 in Larong Wuming

東チベットにあるラルンガルゴンパ。
標高4000mのチベットの山奥でチベット僧たちが暮らす村です。

遠くの山の合間に見えてきたラルンガルゴンパ。
漢字では、”喇荣五明佛学院”と書きます。
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門をくぐって中へ。
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そこから車はラルンガルゴンパの中をどんどん登っていきます。
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そして、山の中腹ぐらいのお寺の前で車を降ります。

ここがラルンガルゴンパ。
ここもアチェンと同じく、カリスマ僧侶が説法をしていたら、その説法を聞くために修行僧たちが集まってきてできた村。
中には数千人のチベット仏教徒が住んでいます。
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売店でものを売るのも買うのもチベット仏教徒です。
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まずは宿へ向かいます。

ラルンガルゴンパで観光客が泊まれる宿は一つだけ。
街の一番高台にあるので歩いて登ります。
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街には大きなマニ車がいくつもある。
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この街でも進む方向は時計回りが原則。
街中にはどっちへ進めばいいか書いた看板が置いてあります。
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街角には写真がたくさん貼ってあるけど、これは亡くなった人のものでしょうか。
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上り坂を歩き続けます。
標高が高いから、息が上がる。
高山病にならないように、ゆっくりゆっくり登ります。
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丘の上に宿が見えてきました。
ここがラルンガルゴンパで唯一の宿。
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受付に行って”ドミトリーに泊まりたいんですけど” と言うと、
「屋上よ。」と、そっけなく答える受付のお姉さん。

屋上へ登ってみるとこんな部屋。一人35元(約660円)。
いや、部屋というか、大きなプレハブの小屋に50人分ぐらいのベッドが並んでいるだけ。
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お風呂もなければトイレもない。
チェックインする時に他のフロアのトイレが使えると言っていたけど工事中で、トイレに行くにはわざわざ屋上から階段で一階に行って、そこからぐるっと回って屋外のぼっとんトイレに行かないといけない。

標高が高いから階段の上り下りがきついし、夜は真っ暗だから何も見えない。
何より換気がされていないのか、トイレがすごく臭いのが辛かった。。
 

ラルンガルゴンパをお散歩

宿でしばらく休憩したら、まずは近くの高台にあるお寺へ行ってみました。
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お寺には人がたくさん。
みんなマニ車を回しながらお寺の周りをぐるぐる歩いています。
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お寺の前では熱心に五体投地をする人々。
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手を合わせて天を仰ぎ、手をつきながら体を投げ出す。
そんな動作を何度も何度も繰り返しています。
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お寺の奥に行くと道が続いていて、丘のてっぺんまで登れるようになっていたので登ってみます。
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歩いて行ってみると、そこからはラルンガルゴンパの集落が一望できました。
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所狭しと並ぶ、赤い家々。
僧侶の服と同じ色をしています。
きっと、チベット仏教で縁起がいいとされている色なんだろう。
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真ん中には大きな建物があります。多分学校だろうな。
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道路以外は赤い屋根がびっしり!
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横から見てもこんなにびっしり!
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ここは人が住んでいるエリアの端っこ。何故かここまでしか家を建てられないみたい。
合成写真みたいだけど、ありのままの写真。
くっきり分かれていてなんだか気持ちいい。
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ラルンガルゴンパは何もない山の斜面にできた集落。
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だから集落の一歩外はどこまでも続く草原と山々。
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若い僧侶たちは街のはずれの草むらの中で勉強しています。
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みんな黙々と勉強してる。すごく熱心です。
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こんな夜景は初めて見た!

丘の上からの景色を楽しんだ後は、夜ご飯を食べに集落の中心部へと下ります。
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夕方のお勤めが終わった僧侶たち。
放課後の学生みたい。
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彼らは途中であった中国人観光客。
「夜になったらここから綺麗な夜景が見れるよ。」と教えてくれて、おやつもくれました。
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まだ日が暮れるまでは時間がある。
まずは当初の予定通り丘を下りて、ごはんを食ることにしました。

そして、街の中心部でビュッフェのお店を発見。
どの料理も肉を使っていない精進料理のようです。
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野菜好きの僕たちには嬉しいヘルシー料理。しかも食べ放題は嬉しい。
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ごはんを食べ終わったら外は真っ暗。
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真っ暗な夜道を再びあの丘まで登ります。

すると見えてきたのは…こんな景色!!
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今まで世界中でいろんな夜景を見てきたけど、こんな夜景は初めて見た!!
なんとも幻想的な光景です。
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この灯りひとつひとつが質素な家にある小さな電球。
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昼間に見た集落の切れ目もこんなにくっきり。面白い!
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丘を駆け抜ける冷たい夜風に吹かれながら不思議な夜景をたっぷり楽しむ。
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すごいところだな。

山奥で周りには何もない。
標高が高くて空気も薄い。冬になるとどれほど冷え込むだろう。

決して住みやすいとは言えないこの場所だけど、吸い寄せられるように数え切れないほどの人が集まってできた集落。

そんな感慨に耽ること30分。

本格的に空気が冷たくなってきたので宿に戻ることにしました。

つづく



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