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04/JUL/2015 in Istanbul

昨日の夜にオスマンの家に帰ると、オスマンは友達と出かけていました。
そして、私たちが寝てから家に戻ってきていたみたい。

ちなみに昨夜の私たちの寝床の割り振りはこう。

だいごろと私はリビングのソファーベッド。
ホストのオスマンは自分の部屋のベッド。
甥っ子のバリシュはお客さん用寝室のベッド。

でも…

翌朝、目を覚ますと…バリシュが寝ていたはずの部屋から見知らぬ男性が出てきました!

16歳の可愛い好青年バリシュが、35歳ぐらいのおじさんに…!

誰、この人?!!
 

突然出てきてリビングでくつろぎ出す男性。
「おはよう。良く寝れた?」

彼はオスマンの親友のイルハン。
昨日の夜にオスマンと一緒に飲んでいて、家に帰るのが面倒くさくなってここで寝てたみたい。

私たちが神戸出身だと話すと、「じゃあ僕の名前はすぐ覚えられるね。イルハンっていうサッカー選手知ってるでしょ?」とイルハン。
そうそう、昔ヴィッセル神戸に超イケメンのトルコ人サッカー選手のイルハンが来て、地元神戸では盛り上がっていました。
 

しばらくイルハンと話していると、オスマンの部屋からバリシュとオスマンが起きてきました。
オスマンのベッドで二人で一緒に寝てたみたい。

左から、イルハン、バリシュ、オスマンです。
みんなとしばらくお話した後、今日もバリシュと一緒に遊びにいくことにしました。
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ヨーロッパ側へフェリーに乗って出かけます。
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朝の風。
フェリーはやっぱり気持ちいい!
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フェリーを降りてすぐに目に入ったのは巨大なモスク、イェニ・ジャーミィ。
でも、これはイスタンブールの中ではそれほど有名じゃないモスク。こんなに大きいのにね。
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まず向かったのはトプカプ宮殿。
イスタンブール最大の見所の一つです。
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でも入場料が思ったより高かったのでしばしバリシュと相談。
結局3人ともが入らなくていいという意見になったので、トプカプ宮殿には入らずに外から見るだけにしました。
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続いて、アヤソフィア。巨大なモスクです。
実はこのアヤソフィアはかつてギリシャ正教の大本山でした。
でも、その後イスラム教のモスクにその姿を変えられてしまったそう。
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そしてアヤソフィアと向かい合って立つのが、ブルー・モスク(スルタンアフメット・ジャーミィ)。
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アヤソフィアからアザーンが鳴ると、それに呼応するようにブルー・モスクからアザーンが鳴ります。まるでモスク同士で話しているみたいで面白い。
ムスリムのバリシュに聞いてみると、「話している訳じゃないけど、お互い被らないように気遣ってるんだよ」って。

ブルー・モスクの中に入ってみることにしました。
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モスク内では男女共に肌の露出は控え、女性はストールを羽織らないといけません。
(服装が不適切は場合は受付で布を借りられます。)

ちなみに、ストールの代わりにパーカーのフードを被るのはダメってイラストが貼ってありました。
パーカーでも髪の毛隠せるのに変なの。
 

それにしても大行列!!
昼休憩の後だからすごい人です。
30分ぐらい並んで、ようやく中に入ることができました。
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中に入ってみると、自然光がたっぷり取り入れられていて、照明もたくさんあって明るい雰囲気。
晴れやかな気持ちになります。
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天井の模様が美しい。
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繊細なステンドグラスも。
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バリシュはムスリムなので、私たちのいる観光客エリアではなくムスリム専用エリアでお祈り。
一日5回お祈りすることはないけれど、寝る前やこうやってモスクを訪ねたときにお祈りするそうです。
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お昼ごはん。
名前忘れてしまったけど、バリシュがおすすめのごはんを教えてくれました。
可愛い形をしたパスタにハーブやヨーグルトがかかっていてなかなか美味しかったです。
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実は今はラマダン月。
ムスリムは日が出ている間は飲食してはいけないということになっていますが…、イスタンブールではラマダンのことなんて誰も気にしていない様子でした。

バリシュもムスリムだけど、断食して体調を崩したことがあるのでそれ以来断食はしていないそう。
同じくムスリムのオスマンとイルハンも断食はしていない。
イスタンブールはかなりゆるい。ムスリムもいろいろです。
 


そのあとは3人の気の向くままに街をぶらぶら。

グランドバザールにも行ってみました。
天井の旗はイスタンブールのサッカーチーム”ガラタサライ”のチームフラッグだそうです。
スペインのカタルーニャ州の旗に似てるな。
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美しいトルコランプがずらり。
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アラブ菓子もたくさん。
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シュールなマネキン。
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生絞りのオレンジジュース、フレッシュで美味しかった!
さっすが地中海!
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各国の通貨を取り揃えた偽札屋さん。
イスタンブールでの両替は要注意です。
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そして夜。
オスマンとイルハンとも合流して、みんなで飲みに出かけました。
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バーに向かう途中の道端にいたのは、地べたに座って飲む若者たち。
「これはジャーマン・スタイル。ドイツではよく見かける光景だよ。」と、バリシュ。
そっちの方が安いからそうしてるんだって。
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ヘビーメタル好きのオスマン行きつけのお洒落なバーで話も弾みます。
実はオスマンとイルハンは昔ヘビメタのバンドをやってたんだって。

このバーで飲んでいた時もそうだけど、旅好きで年上のオスマンには仕事を辞めて旅に出たことと、二人でずっと一緒に旅をしていることを何度も何度も褒められました。

確かになぁ。
だいごろとはトイレとお風呂以外ほぼ24時間ずっと一緒にいる。
毎日のように喧嘩してるけど、よくここまでやってきてるなぁと思ったり。
 

イルハンは先週子供が産まれたばかりで、愛娘写真を見せてくれました。

「でも、まだ娘には会えていないんだ。来週やっと会えるんだよ。」
奥さんは両親の住むアメリカで出産したそうです。
奥さんは確かブルガリア人だったので、産まれたばかりの娘さんは、アメリカ・ブルガリア・トルコのなんと3重国籍です。
インターナショナルだ…!

その後も、イスラム教の国だというのにオープンテラスのバーでビールを飲みまくる私たち。
みんな気にしてないみたいだしまあいいや。笑
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そんな感じで更けていくイスタンブールの夜。
やっぱりカウチサーフィンは楽しいから好き!



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