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14/JUN/2015 from Gjirokastra to Kalambaka

今日は朝からヒッチハイク。
最近はもうすっかりヒッチハイクが日課になったので、二人とも目の前に停まっているバスには目もくれず、なんの迷いもなくダンボールを探しながら街の外れまで歩いてきました。

今日のヒッチはアルバニアのジロカストラから、ギリシャのカランバカまで。
ヒッチを始めるといきなり車が止まってくれました。
アルバニアのヒッチは今日も絶好調です!
 

国境を越えてギリシャを目指せ!

乗せてくれたのはアルケートという男性。
ヒッチを始めたと思った瞬間に止まってくれたので、私たちがヒッチしてる写真はありません…。笑
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アルケートはギリシャ国境とサランダ(アドリア海側の街)との分岐で降ろしてくれました。
途中で車の荷台に乗せていたゴミを、人気が少ない道路で大量に不法投棄してたのが衝撃的でしたが…。
 


降ろしてもらった所は車通りがほとんどないただの分岐点。
そして暑い…。日差しが強すぎてサングラスをしてなかったら眩しくて前が見えないくらい。
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ヒッチをしている横に民家が一軒だけありましたが、例によって謎の首つり人形がぶら下がってて怖い…。
よく見ると屋根の上だけじゃなく、藤棚(?)の下にもあります。
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この分岐ではサランダ方向に行く車が9割ぐらいで、国境まで行く車はなかなか現れません。

そんな場所でしばらくねばっていると、たくさん人が乗ってるバンが止まってくれました!
サラリーマン風の男性が5人ぐらい乗っていたので、同じ職場の人なのかなぁと思って話してみたけどどうも違うみたい。

しかし、ヒッチで乗せてもらっていたと思っていたバンのドライバーが、乗っている途中で目的地を書いた看板をフロントガラスの所に出してきました。
しまった!乗り合いのバンだったんだ…。失敗した…。
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国境に到着して荷物をおろし、ドライバーに恐る恐る料金を確認すると「いらないよ。」と言われました。
やっぱりヒッチて分かってたんだ。ありがたい。
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そこからは歩いてアルバニアのイミグレに進みます。
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スタンプをもらったらアルバニアとはさようなら。
優しい人が多い国だったなぁ。
左奥にはすでにギリシャの国旗がはためいています。
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そして、さらに歩いてギリシャのイミグレへ。
ポーランドから始めた東ヨーロッパのヒッチハイクも、これでようやく一番南のギリシャに到着です!
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国境を抜けるとこの先の大きな街イオアニアに行くバスが待っていたけど、出発まで1時間以上あるみたいだし予定通りヒッチします。
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すると30分ぐらいして止まってくれたのがアルバニア人のイリーダとエズメラリア。
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二人はイオアニアに住んでいて、子供ふたりと一緒に暮らしています。
今日は両親に会いにアルバニアに来ていたそうです。

二人はアルバニア人だけど、イスラム教ではなくギリシャ正教を信仰しています。
車にはギリシャ正教のお守りが。青い石に目が書いてあって、その目が自分たちの事を見守ってくれていると言っていました。
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二人にはイオアニアの街中で降ろしてもらいました。
どうもありがとう。
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ギリシャの夏は暑い…。

イオアニアに着いたらお腹が減ってきたので、ちょっと休憩。
通りにある店を見てみたら、どこもアルバニアとは比べ物にならないぐらい高かったので、ファーストフード屋さんでピザを買って二人で半分こ。

暑くて喉が渇いたから炭酸でリフレッシュしようと思ったのに、なんとギリシャのファンタは炭酸が入っていませんでした。衝撃!
だいごろはがっかりしすぎて横でうなだれていました。笑
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そして食後に街中でヒッチ開始。
でも通りがかる車のドライバーからの反応が全くありません。
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その後も1時間ぐらいヒッチを続け、だんだん不穏な空気が立ちこめてきていた頃、通りがかった車に乗っていた若者が「ここは絶対無理だからバスで街の外れまで行った方がいいよ!」と教えてくれました。

街の外れまではかなり遠いけど、ここでヒッチしていても希望がなさそうなので頑張って歩きます。
 


イオアニアの街を歩いてみると街並がアルバニアとは全然違ってびっくり!
突然ヨーロッパらしい街並になりました。
まだアルバニアからギリシャに入って最初の街なのにこんなに違うんだ!
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うだるような暑さの中、バス停を探して街をさまよいます。
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あった!これだ!
しばらく待っていたらバスが来たので乗り込みました。
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バスに乗ってやってきたのはイオアニアの街の外れの大通り。
でも何故か車が全然走っていません…。
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そして、なんとここで2時間以上も車が全くつかまらず…。
暑い…。そろそろ干涸びて死にそうだ…。

”今日はここでテントかな。”

だんだん諦めモードになって来た私たち。
 

あまりにも手応えがなかったので、最後の力を振り絞って、高速道路の入口がある方向へ歩いてみる事にしました。
地図を見たら数キロ先でかなり遠いけど仕方ない…。
 


そして歩いた先でヒッチ再開。
さっきとは違ってこの道には車がたくさん!
それに大型のトラックもたくさん走ってる!
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これは希望が見えてきたな、と思っていたら、一台の車が私たちを拾ってくれました!

乗せてくれたのはジョージ。
これからアテネに向かうそうですが、途中で今日の私たちの目的地カランバカを通るらしく、カランバカまで行ってくれるって!やったー!!
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ジョージはアテネでシビルエンジニアをしているそう。
でも、ギリシャで仕事をしても全然儲からないと嘆いていました。
それと、この時はちょうどギリシャがデフォルト寸前だったので、「日本ではどんな報道がされてる?」と、外国の反応をすごく気にしていました。
 

ジョージは英語がペラペラなので、その後も会話が弾みます。
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カランバカの街が近づいてきたのでお礼に折り紙をプレゼントすると、ギリシャで有名な折り紙アーティストを紹介してくれました。
折り紙ってギリシャでも有名だったんだ!
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窓から見えるのはひたすら続く山道。
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こんな山奥にも教会があります。
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そして、走る事3時間ぐらい。
険しい岩山がたくさん見えてきました。
これが、かの有名な世界遺産メテオラ!
私たちがずっと来たかった場所です。
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街の入口でジョージとはお別れ。
ここまで乗せてくれて本当に助かった!ありがとうジョージ!
 


ジョージと別れた後は、今日一日のヒッチの疲れでしばらくその場に座り込んで休憩。
あー疲れた!!
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降ろしてもらった場所でしばらく休憩したら、元気になってきたので宿探し。
近くにキャンプサイトがあるようだったので、看板を頼りに歩きます。
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目の前にはメテオラの険しい岩山。ゾクゾクしてきます。
でも、キャンプサイトはなかなか遠くて、重いザックを担いだまま30分ぐらい歩きました…。
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そして辿り着いたキャンプサイト。
テントを張ってようやく一息。
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スーパーが近くになかったので、キャンプサイトの人に野菜を分けてもらって晩ご飯を自炊。
シャワーも浴びてさっぱりしてテントに寝転がります。

明日はいよいよあそこに見えているメテオラに登ってみます!
楽しみだー!



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