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08~11/MAY/2015 in Cremona

ミナちゃんからは「torrone(名物のスイーツ) ・torazzo(鐘楼) ・tettone(巨乳)」の3Tの街だよと教えてもらったクレモナ。

でも街を探してみても巨乳はそんなにいなくて普通な感じでした。
って私が言うのも随分失礼な話だけど。笑

ミナちゃんの家には4泊させてもらっているので、今日ものんびりクレモナの街歩きです。
 

世界のクレモナ。やっぱりここは弦楽器職人の街だった。

街を歩いているといたる所に見つけたのが、こんな看板。
写真の上から2番目に弦楽器を抱えた人の絵と、職人の名前が記されています。
ちなみに、弦楽器職人はこの地では“リウタリオ”と呼ばれています。
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街には弦楽器を持っている人がたくさん。
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広場に出ると、かの有名なストラディバリの銅像も。
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これは数年前に新しくできたばかりのバイオリン博物館。
ストラディバリ、グアルネリ、アマティといった名だたる作家の楽器が置いてありました。
でも普段は演奏されることなくショーケースに保存されているのが残念。
時折コンサートでその音色を聞くことができるそうです。
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この博物館には弦楽器製作コンクールで優勝した作品もたくさん飾られていました。
博物館に入る時にヘッドセットが渡されるので、その楽器で演奏した音色を聞くことができます。
でもやっぱり弾かれないのはかわいそうに思えてしまう。
 

クレモナの街にはストラディバリの家も残っていました。
見学の時間外だったので中は覗き見しかできなかったけど。
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そんな感じで、街を歩いているとやっぱりクレモナはバイオリン職人の街なんだなぁと実感します。

生ハムまでバイオリンだし。笑
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バイオリン工房見学

街にはたくさんの弦楽器工房があって、お願いしたら見学させてもらう事ができました。
工房にもよりますが、ノックしたら気軽にお邪魔できる感じで、お話も聞く事ができます。
 

私たちが最初にお邪魔したのは日本でも有名なモラッシーさんの工房。
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中に入ってみて日本人っぽい人がいる、と思ったら日本人でした。
クレモナの弦楽器製作学校を卒業して、ここで働いているきばやし君。
まだ若いのにもうクレモナ暦9年です。見た目通り穏やかな物腰の青年です。
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クレモナには弦楽器製作学校があって、そこで5年間勉強するそうです。
そんなに学ぶことがあるのが不思議に思えてしまうけど、奥が深いんですね。
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弦楽器職人を志そうと思ったらなかなかの覚悟が必要。
きばやし君は高校卒業後すぐにクレモナに行って、製作学校に行きながら工房でバイトして技術を積んできたそう。
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高校のときかぁ…。自分だったらそんな覚悟できなかっただろうなぁ。
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モラッシーさんの工房では弦楽器の作り方も少し教えてくれました。

これは弦楽器に使用される木を保管するための倉庫。
ここで何十年も木を乾燥させています。
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横縞がくっきりしているのが楓の木、もう一方がもみの木です。
弦楽器は裏板が硬い楓の木、表板が柔らかいもみの木でできています。
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弦楽器の板の厚みは一定ではありません。
何度も厚みを測りながら削っていました。
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きばやしくんは木と向きあってるだけで幸せなんだって。
私もものづくりをしていたからその気持ちはよく分かります。
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工房で新しく産まれる楽器を見ていると、そろそろビオラを弾きたくなってきました。

モラッシーさんのところでビオラがあるか聞いてみましたが、今はビオラの在庫がないみたい。
やっぱりビオラはバイオリンと比べて作られる数が少ないみたい。
 

街に出てビオラを探してみると、インフォメーションセンターみたいなところにビオラをたくさん置いていたので弾かせてもらいました。一年以上ぶり!!
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でも久しぶりすぎて指が全然言うことをきかない…。
ビオラは5本ぐらいあって、全部弾かせてもらったけど残念ながらいまいちピンと来るビオラはなかったです。
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今頃、私のビオラはどうしてるんだろうなぁ…。
カビはえたりしてないかなぁ…。
 

その後も、いくつか工房を見学させてもらいました。
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工房はこんな小さな街に本当にたくさんあるみたい。
調べてみたらその数80以上!ちょっと路地を入れば工房にぶつかる感じでした。
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クレモナで前兆に導かれて。

そんなクレモナでの滞在中のこと。
ある日ミナちゃんがこう言いました。

「クレモナに5日もいるんだったらベネチアに行ってみたら?クレモナにそんなにいてもする事がないだろうし、日帰りで行けるよ。」

ベネチアと言えば誰もが太鼓判を押してすすめてくるイタリア随一の観光地。
二人とも行きたかったけど、時間の関係でこの旅で行くのは諦めていた街。
ここから日帰りで行けるほど近いなんて知らなかった。
横にいるだいごろは目をときめかせて行く気まんまんです。笑
 

〜ここからはだいごろの日記をそのまま引用します〜

クレモナ2日目。
ミナのオススメでベネチアに行こうと思い立った。
電車は一人80ユーロとかしてめちゃくちゃ高かったから、ブラブラカーを調べてみた。
そしたらクレモナ発ベネチア直行で、10ユーロのドライバーがいた!ラッキー!
(ブラブラカー:同じ目的地に行くドライバーと旅人が車をシェアできるWebサービス。)

クレモナは小さい街だけど5日も滞在する予定。
そのうちの一日を日帰りでベネチアに行けるなら、日程的にも全く問題ない。
きっこも10ユーロでベネチアに行けると聞いて嬉しそう。

よし予約しよう!

そう思ってもう一度ブラブラカーの検索画面を開くと、なんとさっきまで3席もあった車の予約がいっぱいになっていた。10分前までは大丈夫だったのに!

その時はもう完全にベネチアに行くつもりになってたから、すごくがっかりした。

でも、まだ電車がある。
80ユーロだせば行って帰って来る事ができる。
ちょっと高い気もするけど、行き先はあのベネチアだ。

そんな事を考えていたとき、きっこがふと「ベネチアには縁がなかったな。」と言った。

その言葉を聞いて、ハッとした。
思い出したのは少し前に読んだ『アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)』という本に出てきていた”前兆”の話。
 

——-

“Everyone on earth has a treasure that awaits him,”
(地球上の全ての人に、その人を待つ宝物がある)

あせってもいけないし、
いらいらしてもいけなかった。
もし、衝動にかられて先を急ぐと、
神様が道すじに置いてくれたサインや前兆を見落としてしまうだろう。

神様はサインや前兆を僕の進む道に
用意していてくださるのだ。

——-
 

「そうか。これはベネチアには行かずにクレモナにいろって事だ。」

イタリア随一の見所であるベネチアが目と鼻の先にありながら、行かない。
旅に出る前から行きたかった場所だったからすごく残念な状況のはずなのに、そう考えたら意外とすんなり納得できた。

よし。もうどこにも行かない。
ずっとクレモナにいよう。

〜引用おわり〜
 

そして次の日。

私たちは、それがこのあとに起こる大きな出来事の前兆だったと知ることになるのです。

つづく



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